4 | ナノ


ブランコが泣いてる
ひとりずつ星になる旅へ
象牙色のランデヴー
あの夜は何だったのだ
ぎったんばっこん
あの子のなき声聞こえるでしょ
バルコニーからおやすみ
こわい夢は食べてあげるよ
まだまだまだ死ねやしないさ
薄い唇でね笑うんです彼

猫のような女でした
殺されるも美徳
心を背負いて宙ぶらりん
飽くまでご一緒しませんか
さかさま時計は何を隠そう
今宵もひとり根無し草
僕は亡霊となって二度と戻れない
泣き虫を殺せ
夢喰いのがらんどうな目
砂漠のからだ

オパールが手招くのよ
花束なんかじゃ弔えない
嘘につまづいてばかり
かわいい顔して、なんとまあ
終わりまで少女でいさせて
君の泪はとっておこうか
おばけと化け物
夢にまで見た薬瓶
閉じゆくアイデンティティー
その鋏が胸に刺さった

煙に消えゆく寝言
消えてしまった影とあんた
どうやら君には心臓がなかったみたいだ
君が見つけたあの星は僕の亡骸だよ
熱帯夜を裸足で
痛くないの痛くないのとんでいけ
ぐるぐるどぼん
鋭い風が耳を切るのさ
惑星は何を求めて廻る
笑止、さっさと捨てちまいな

ぼくの記憶に住むきみの亡霊
涸れた喉で死にたいと叫ぶのか
魅惑の妖精は僕と無関係
さあ子猫ちゃん、お食べよ
深夜のドッペルゲンガー
お前は死体ではなく死骸だ
電波は真夜中に君のもとへ
腹の中はあんたでいっぱいよ
おまえの残骸
クライガール・スキップ

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