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足舐め注意


ホープの足を両手で固定してそれに口付けると上擦った声が上から降り注いだ。上に顔を向けると白くて細い指を口に含んで声を出さないように噛んでいる姿が見えた。あーあ、指傷付くぞ。そう思いながらも舌を這わせてしまうのは男だから仕方ねーよな。傷付けないように、と思いながらも白くて綺麗な足に噛みつきたくなる。薄い皮膚に優しく歯をたてるとホープの少しだけ怯えた声が聞こえた。
「ほんとに、へんたいですね…!」
「言ってくれるなー」
ケラケラ笑うと頬を真っ赤に染めて顔を背ける。こっち向けよ。頬に手を添えて囁くとライトさんに殺されれば良いのに、と減らず口が帰ってきた。まあ、確かに義姉さんは本気で俺の事を殺しそうだよな。
「足舐めて、何が楽しいんですか」
「んー、まあ色々」
リップ音をたてて小指に吸いつくと馬鹿じゃないんですか、と殺気を含んだ声。流石にやりすぎたか?
「口にすれば、いいでしょう」
「ふーん。ホープは口にして欲しいんだ?」
「うるさいです」
ライトさんに、言います。と最上級の脅し文句が聞こえてきたけど俺は無視。俺はさあ、何ていうんだろうな。キスしたいわけじゃなくて、ホープに触れていたいんだよ。要するに傍にいれればそれでいい、なんて。それを言ったらどんな顔すんだろ。頭を撫でてやるとホープは顔を綻ばせた。やべ、幸せかも。


結局全部好きって事


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