この手紙を読んでいるのは風間玄信さんですか?真田とか、柳さんとか響子さんであったりはしませんか?もしそうなら即刻閉じてください特に真田。
この手紙は遺書です。横浜事変が終わって数日のある日、軍上層部から風間隊長を経由して伝えられたあの命令で書き上げたものです。なので、あなたの知る私とはちょっと違うかもしれません。ですが、もし私が死んでいるのであれば読んでくれると嬉しいです。
私はちゃんと死んでいますか?父や母のように、遺体として発見されましたか?行方不明だとか、意識不明だとか、そういう事ではないですか?そういう事ならば、風間さんもここまでで結構です。