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次に、桜凛高校に問い合わせてみた。当時在学していた高校の名前を聞いた瞬間、向こうもまた、まともに取り扱ってくれなかった。だが、何度も電話した。時には、桜凛高校に直接出向き、正門前で何度も頼み込んだ。その結果、俺の熱意を認めてくれたのか編入試験を受け付けてくれた。
ちなみに、桃凛高校の編入試験は毎日のように行われている。チャンスはいくらでもある、受かれるものなら受かってみろと言わんばかりに。
合格するまでは、地獄のような日々だった。恐らく、一生分ぐらい勉強したと言っても過言ではないだろう。寝る時間を捨ててでも、勉強を続けた。
決意から二か月後。こうして俺の努力は実り、現在に至る。
やっと彼とのハッピーライフが始まる。そう期待していたのだが……現実は、そんなに甘くなかったようだ。