薄暗い部屋で水気のある音と、荒い呼吸だけが繰り返される
「んっ‥シズちゃ‥ん」
ソファーの上で臨也は求め続ける
もっと‥もっと‥
「シズちゃん‥舐め‥て?」
「‥‥」
俺が求めるとシズちゃんは快感を与えてくれる
‥必ず
でも最近はこれが悩みとなっていた
「ん‥ぅ‥シズ‥ちゃん‥もっと‥もっと‥」
只でさえ口数の少ないシズちゃんは、ヤっているときは更に無口で‥
求めたものは必ず与えてくれる
これって、俺が無理矢理やらせているのではないか、そう考えるようになり不安になっていった
表情を見てもほとんど無表情で何を考えてるかも分からない
シズちゃんは本当に俺が好きなの‥?
シズちゃんを体で感じらながらこんなことをずっと考えていた
「‥っ‥も‥げんかい‥」
びゅっと音を立ててイく瞬間に俺は決意した
これ以上シズちゃんに求めるのはこれで最後‥と