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「恋文」
子供のころ、思い描いていた願いがあった。理想があった。
彼等は皆所詮は御伽噺の空想上の話だと笑うけど、貴方ならそれを叶えられると信じていた。
けれど、世界は其れを認めてくれない。だから私は目を閉じる事しか出来ない。
強い生き方をすれば良かったのに、それが出来なかった。
本当は、貴方の事が好きだった。
貴方の様に強く生きられたら良かった。
2022.07.12
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