騎士アーロンVSベビーちゃん(二回目)

「わあ!可愛いです!」

吾輩の名はベビーちゃん。メイ様のペットである。
吾輩と見も知らぬ彼等の仁義なき戦い(?)を強いられてきたのだが、痩せこけてるが可愛らしい女性に抱っこされている。

「我が君、こんな可愛い猫ちゃんが居るなんて信じられないです!」
「そうだな、その猫はかなり可愛いと騎士達から評判だぞ?」
彼女はふふっと抱き上げ…もふもふと吾輩を抱き締めた。こんな幸福が得られるなんてわが生涯に一片の…あっすいません二匹の虎がこちらを見て殺気を出してるので無かった事にしておきます。
「あっ…アーロン」まさかの宿敵との再会。こやつとは話は以下略かくかくしかじかつまりこいつとは気が合わないと言う事なのだが、吾輩とこやつは仁義なき(?)戦いを繰り広げていたのだ。
…ところで、あの騎士が部屋に入って来たと言う事は。これはつまり――。

「…陛下、その猫は少し泥だらけだと思いますので、風呂場で洗わせてきます」


「ニャアアアアアアアア!」
「あっ、我が君…子猫が…どうしましょう」
「大丈夫だ、アーロンなら何とかなるだろう」
「そういう問題でしょうか…?」


2022.07.04


/
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -