▼きげん/期限/起源/機嫌/紀元/奇幻/


▼NOAH

紀元前からの約束事
期限切れの手紙と告白
消費期限の切れた愛
起源はもっと美しいものだったのに
ご機嫌如何、ベラ・レンツィ
※ベラ・レンツィ
裕福な家庭に生まれた女性
夫２人と息子、32人の愛人男性計35人を殺し、地下室の棺にて保管し、毎晩眺めていたという死体愛好者

▼ほんだ

幻想じゃなくて本当の事
可愛い僕のマリオネット
それはきっと昔からある
馬鹿正直な愚か者が好き
君の知らない運命のお噺
全てはここから始まった
白だって黒に変えられる
君のぬくもりの消費期限
首を刎ねて仕舞わぬ様に
全てはぼくのこころ次第


▼ほんだ

揺ら影の主
魔王のほほえみ
賞味期限切れの恋
大抵笑って赦せるわ
恋をしたのは人の子でした
好敵手ぐらいがちょうどいい
明日になればどうでもいいこと
大好きなんて似合わないから
死してなおも生きるもの達
君の視線は絶対零度
汝の罪を断罪す
心は啼いて


▼ハルタ

この時を待ってた
恋の無期限延長戦
始まりはいつも雨
キスじゃ許さない
もう怒ってないよ
泣かないでハニー
腐った愛情ひとつ
謎の言葉：TKMK


▼ささき

酩酊していく倫理
あまい骨
爪先から頭
百万の哲学と彼女
くくる小指


▼キョーカ

ねえ、謝るからこっち向いてよ
奇妙な関係の始まりを語ろう
この世の賞味期限
救世主がいるかいないかの差
知らないものを発掘してしまう
トンデモ理論を受け入れる器
こんな卑小さでも光与えてくれますか
起源楽園エディアカラ


▼やぎ

神が降誕なされました今日に
彼の者ら聖地へと移り住む時我等が天皇が即位されました
随分と高尚な御言葉ですこと
とっぴ過ぎやしまいません？
すべてはここから始まるのよ
終わりだなんてそんな馬鹿な
始まる前に言っておいただろ
誰が決めたんだ？聞いてない
付款て言葉を辞書で調べろよ
君の気分なんてどうでもいい
アンタの気分もどうでもいい
真顔で言わないでくれ賜えよ
いつもみたいに笑って欲しいんだけど、君の為にオレが出来る事ってあるのかな？


▼藤野

君の指折りとカウントダウン
お父さんとお母さんの恋をお祝いしましょう
突き出すその唇はキスの合図ということで処理するよ
世界には不思議が散らばっている
それが始まりだったの、と薄く笑った
今日のスケジュールは君の表情で決まる
おやつは甘い甘いお菓子だから機嫌直してよハニー
生けるもの全て、終わりに向かう。
それは遥か昔のお話でした（そんな、誰も知らない物語）
この恋の期限を先延ばすことをお許しください


▼卯多

消費期限じゃないし、あと一週間くらいならこの恋ももつんじゃない？
生まれてこの方、きみの上機嫌なところを見たことがない
いったいどうして、なにがそんなに気に入らないのか
その笑顔が、僕らの恋の始まりだって、きっと君は知らないまま去っていくんだろ
あの日、あの場所、あなたに出会わなければ、
そうだね愛なんてほんとによくわらかないものだねあなたがいなければ恋が始まることもなかった


▼鯖猫

膨れっ面も可愛いんだから
この恋の賞味期限は三日前に切れてるんだけど、まだ大丈夫。食べれるよね
ふっくらとした頬、つついてもいいかな
尖らした唇に誘われた
君が僕を好きと言ってくれた時に、きっと僕は君を好きになった。僕が君に好きだと言う頃には、もう君は別の人が好きだと言った。
小さい頃の約束はいつまで誓いでいるのだろう
しようがないからお前より後に死んでやる
閉じて、開いて、鮮やかに翻る
大きな世界へ飛び出してゆけ
今ではもうわからない


▼無依

期限切れの浪漫を頬張る子ども
古臭い忠義を掲げた彼は今日も機嫌が良い
紀元前のエゴイズム
ダークマターの起源は余りにも未知数だ
その危言はどうしてだろう、虚無に聞こえた
双六に奇言はいらない
逃げ水というのはどうにも奇幻なものだ


▼夕顔

この恋に期限はありますか？
一目見た瞬間から、
僅かのタイムリミットに気づきもしない
君の2番目を下さい
ご機嫌麗しゅう、愛しい子
気付いて欲しく無いのに気付いて欲しいという片恋の矛盾
涙も心さえも枯れ果てた
生まれ変わっても運命を信じることが出来るのか
赤くなった頬を隠すように俯いた
手の甲にキスなんて何処の王子様ですか？


▼伊緒

すべてはきみから
人生を塗り替えるような目覚め
まやかしみたいな世界の中で
ご機嫌伺いにはじまりの花束
すべてはきみに収束

20140803~