▼かくしん/確信/核心/隔心/革新/
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蛆
いちごとラディッシュのサラダは被疑者の夢を見るか?
くちづけして。クリムトになろう
ベランダで金魚を飼っているから海のにおいがしている
愛しています。ずっと恐ろしいことを言っていてください
この身が汚されることなんて、何処にもないんだから
福音は聞こえず、かのひとは燃え尽きる
▼ささき
きらびやかなる雑沓
溺れ神
こわい目
爪先と螺旋
救世し返す言葉の檻
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キョーカ
迫られて今流行りの展開に
解決した事件の墓を暴くことにした理由
貴方はわたしの神だから
触れないで、殻で守るのばりばりばり
痛みの花を手向けよう
前代未聞の衝撃直撃
確かな気持ちをどうしてやろうか
革新創世ケイオスパターン
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藤野
いつまでも君が僕を愛すなんてありえないと自信を持って言えるよ
その嘘が抗えない決定打になるのでしょう?
私の奥底には触れないで
じわりととける甘みに僕の決意は綻びを生んだ
真実はあまりにも脆くて胡散臭かったから、
知らないことを諦める勇気
薄れゆく意識の中それだけははっきりしていた
古臭い恋人は捨ててしまいなさい
心が離れていく、その足音
今こそこの恋情に革命を、終わりなき恋慕に終止符を
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崎野
わたしは狼じゃない(食べ終わってから気がついた)
プールで足を引っ掛けた話
春を繰り返した回数だけ触れられる
手紙が砂糖菓子に変わるとき
聖剣が茨の冠になる錬金術師
独裁者と泣き虫と民衆の小さな国
踊りましょう、銃声が鳴きやむ日まで
否定を踏み潰した
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ユーヒカ
爪先にイルミネーション
メガネをやめた君のこと
ランドスケープを見渡して
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鯖猫
側にいてもわからないの
知らない方がよかった事も、知らないままではいられなかった
赤い耳にキス
君の心臓と僕の心臓は違うテンポを刻んでいる
瞳孔、脈拍、体温
今一歩届かなくて
もう、あの日見た夢を思い出せないんだ
触れることを恐れた
君は変わろうとしている。すでに今までの君ではないのだ。
死んだ大地に命が芽生えました
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卯多
知らないままでいるのがきっとなによりの幸せ
精一杯の嘘を吐いてみる
きみの劣情はそんなものじゃないだろう
吐き出した言葉を恨まないで、飲み込んだ言葉を嘆かないで
勝手気ままな君のその欲のままにわたしを犯して
maybe? probably? perhaps!
その腕の熱を感じられる日はもうこない
知ってるよ、きみはぼくが嫌いなんだ。
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伊緒
そんな冷たい顔をしないで
あなたのことが知りたいだけよ?
君に世界を変えられた
この溝はあの山をも呑み込んでしまうだろう
目を逸らさずに、じっと見つめて
その名で私を呼ばないで
君はそう言うだろうって思っていたよ
そういうの、ずるい。
本当はわかっているんでしょう?
友達から卒業しませんか
20140611~