※本編前

「はぁ…」

先生にいかにアピールしようか、と悩みながら里を歩いている時、大通りでナルトと木ノ葉丸くんがお色気の術を使っているところを見て思わず溜め息が出る。男の子は気楽でいいものだ、と肩をすくめたその時、私は思いついてしまった。

「大人に変化して迫ればいいのでは…?」

なんと天才なことを思いつくんだろう。自分の才能が怖い…。
自分の大人になった姿なんてわからないからただの予想になってしまうけれど…それでも今の名残を残せば…いける…!

善は急げ…と、人目のつかない路地裏で私は印を組む。ありがとう、ナルト、木ノ葉丸くん。

「変化!!」



たくらみ

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