夏休み企画2011 その2 1




長い長い日がやっと暮れて、代わりに星が顔を出した頃。

「花火持ってきたよー!」

大量の花火を抱えて、パットとマイが走ってきた。

「それにしてもすごい量ね」

「わしの家にあったのじゃ。」

「パットちゃんの家、なんでもあるんだね」

浴衣の裾をぱたぱたさせながらやってきた二人から花火を受け取って、早速準備を始めた。

今はまだ女の子しか来ていない。

「チハヤまだこないのかなー」

「マイってば、焦り過ぎ。」

「だって七夕の時も曖昧で終わっちゃったしい…」

「チハヤって案外ヘタレなの?」

「いやそんなことは…」

たちまちガールズトークに花が咲く。

そんな中、オセとルークがくるのが見えた。


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