おはようとおやすみ
「おはよ、朝だよ。あと5分……って、5分前にも聞いたから。いい加減起きて。遅刻しても知らないよ?」
「グッモーニンッ☆マイハニー!今日も君は美しい!麗しい!朝日よりも輝いているよ!結婚しよう!」
「朝ごはんできましたよー。ねえねえ、起きてくださいーっ。せっかくおいしく作ったのに、冷えちゃいます。はやくーっ」
「起きなさい、庶民!このわたくしが起こしているというのに、その顔はなんですの!?もっと嬉しそうになさい!え?あ……お、おはよう。は、はやく顔を洗ってきたらどうなのっ!?」
「おはようございます、お嬢様。今朝の朝食はお嬢様の大好きなパンケーキですから、お嬢様の身嗜みの用意が出来る頃にお持ちしますね。……まだ目が覚めてないようなら、お着替え手伝いますが?ふふ、覚めたようですね」
「おやすみなさい。夢の中でもあなたに会えますように……なあんて。また明日。ちゃんと隣で寝ててね?」
「べ、別に一人で寝るのが怖いわけじゃないんだからね!?雷くらいでそんな……ひやああっ!!こ、子供じゃないんだから……ば、ばかにしないでよね……っ!」
「ねむ……。明日、朝ごはんよろしく。できたら起こしてね。あ、俺朝はパンよりご飯派だから……おやすみ」
「どうして人魚姫は泡になったの?人間も魚もどうやっても泡にはならないと思うの。魔法や呪いなんて非科学的……あれ?ママ?……寝ちゃってる。もう、仕方ないなあ。おやすみなさいっ」
「えーっ!もう寝るの!?夜はこれからなのにい!…朝の方がこれから………なるほど、確かに!私目から鱗が出た気がする!ソッコー寝る!!おやすみ!」
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