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「俺、君の素直じゃないとこ好きだよ。……ん?なんでそんなに顔赤いの?もしかして……熱!?大変だはやく安静にしないと!え、な、なんで怒るの?」

「ふっ……俺はいつでも、自分に酔ってるぜ?なんたってこの顔!このルックス!完璧だからな!」

「思えば苦節10数年、恥ずかしい兄のせいで恥ずかしい思いをしてきた……。だけど……。今!今より恥ずかしい思いをしたことはない!!何してんだよ兄さんんん!!!」

「ねえねえそこのお姉さんっ♪背中、服のタグついたままだよ?あははっそれだけ!んじゃあねーっ♪」

「大変だわ!妖精さんたちに魔王が攻撃を仕掛けようとしてるの!今すぐ知らせてあげないと………!…え?夢で見たんだけれど、どうしたの?ああっ、こうしている間にも妖精さんが…!どうやって行けばいいのかしら!」

「く、悔しいぃぃ!!また負けた…っ!今に見てなさい…!今度こそあんたをこてんぱんにやっつけてやるんだからああ!!」

「確かに親が決めた相手だけど、俺は本気であんたが好きだよ。…あんたは?本気で俺のこと、嫌いなわけ?」

「なあんで貴女みたいな野蛮なお猿さんがあの方の婚約者なんです!?こんなに品のいい美少女が近くにいるっていうのに……!!世の中間違ってますわ!」

「わ、わたしはその……っ、お、お仕事をしているので、は、離していただけませんか…っ。え、あ、嫌ってわけじゃなくてっ、その……恥ずかしい、ので…」

「恋愛なんてのはね、落ちた方が負けなんだよ。だから、俺の負け。どこまでもついていきますよ?俺だけのお姫様」


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