diary | ナノ


・未里さん
何度でも言わせていただきたい、遅くなりまして本当にごめんなさい! 実は何ヵ月も書き直し書き直ししていた話だとかいいわけも出来ますが、遅れすぎてその余地すらないです。本当にごめんなさい。それなのにあたたかい言葉を本当に、ありがとうございます。
祈幸が酷い性格として出てきましたが、あれは結構彼の素でした。祈幸自身他人を信仰しやすい、信じて頼ってすがるものがないと立てないタイプの人間ではあります。ただ、神様に対する認識が地維くんと違うなあと思ったので、それをありのままに書きました。
星花慰ベースの祈幸と葵というのもあって、祈幸は母性とか神聖とかわりと疑っている子供です。幸福しかしらない人間を崇めるどころか見下すような卑しさがあって、祈幸はそういう点で空ちゃんから一歩離れているし、同族ではあるけれど地維くんとのお話も噛み合わないと思います。
星花慰が神様も母性も少女もすべて暴力とか仕方なさに流されてしまいそうな、ともすれば小汚ない感じの話なので、凄く、悩みました。祈幸なんてとくに汚れているし、地維くんと空ちゃんの関係性はいびつだけれど救いでありあたたかいものがあるので、下手なナイフを突きつけて欲しくなくて。
葵から見たら、空ちゃんはふつうの女の子(神様でもなんでもない)で、地維くんはちょっとだめなひと(脆くてはかない)なのだとも思います。葵は他人をあまり特別視しないので。祈幸はほんとうに口が悪くて、わたしも祈幸もみーちゃんに嫌われないかとひやひやしていました。
いろいろ考えながら書かせていただいて、思い入れがあるのでよければこれからも読んでくださいませ。また機会があればコラボ書きたいなあとも、思っています。空ちゃんと葵とか。ふつうの女の子に当たり前のように、花を差し出すような。機会があればですが!
長々と失礼しました。本当に、ありがとうございます。これからも慰涙と仲よくしてやってください。

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