「クラウスさんがお父さんで、K.Kがお母さん。私が娘で、チェインさんがお姉さん。レオくんが弟で、スティーブンさんがお兄さん。ん、完璧!」
「………えーと、何を確認してるんですか名前さん」
「家族計画!」
「そんなどや顔で言われても……」
「レオくんはいや?」
「いやというかですね、ちょっと説明不足というか」
「……………ああ、うん!えっとねぇ、なんとなく思ったんだけど私達なんだか家族みたいでしょ」
「え、まぁ、わりと長くいますし、言われてみれば結構」
「……………………」
「……………………」
「終わり」
「えぇ、終わり!!?」
私のボケのつもりじゃないボケとレオくんのツッコミが終わった(?)ところでスティーブンさんの苦笑いが漏れた。
「あ、えーと名前ちゃん?それで、その中にザップが居ないのはつっこむべきかな?」
「「あ」」
「居ないならちゃんと言ってよレオくん」
「えーっ僕のせいですか!?」
「それで」
またレオくんとの漫才に突入した時、今帰ってきたであろうチェインさんがずずい、と迫ってきた。
「正直あのバカ猿を入れるところはないと思うけれど一応聞いておくわ名前、あなたから見てアイツはどうなのかしら」
「ちょ、チェインさん近い…!ていうかなんか微妙に質問の意図違ってませんか!」
「それは気のせい」
「えーーえー…ザップは…ザップはー………ペット?」
「名前さん、それザップさんが聞いたら絶対ヒネられますよ、容赦なく」
「対してチェインはガッツポーズか」
「だってお兄さんはスティーブンさんがいるじゃないですか、そしたらザップは……ねぇ」
納得したようすのチェインさんに、苦笑いのスティーブンさん、冷や汗かいてたけど結局苦笑いしてるレオくん。
………うん、やっぱり家族みたいだ。
「早く帰ってこないかな〜お父さんとお母さん……あとザップ。」
しあわせ家族計画?
(あ、お帰りなさいお父さん!)(お疲れ様です、お父さん)(よぉ、お帰り父さん)(!?ちょ、アンタらどうしたの?お父さんて何よ?てかクラっちもなんで照れてんのよ)