※この作品は復活あにめ公式携帯サイトのホワイトデー企画に浮かれたのち便乗して書いたものなのでボンゴレ側なのにγと仲良かったり意味不明です。読む際はあんまり深く考えずにどうぞ。
「よう…来たな。」
「遅くなってごめん、先に他の人からも受け取ってたから…」
「ま、ボンゴレのアジトからは遠いからな…。んでまぁ、座れよ。」
「ん?うん……」
(おかしいな、いつもだったら『来たなオレの可愛い子猫ちゃん…』とか言ってベタベタしてくるはずなのに…)
「ほらこれ…」
「え?…うわ、懐中時計!?しかもアンティークっぽいし…高かったんじゃない?」
「そんな事無いさ…オレの給料からしてみりゃ安いこった。」
「そ、そう……」
(やっぱり変だ、いつもならそそくさと隣に座ってくる癖に今日はちゃんと向かい側に座ってる…)
「……まぁ、その、なんだ。オレにチョコレートなんかくれて……ありがとな。」
「――……え?」
「オレが普通に礼を言うのはそんなに珍しいかい?」
「い、いや!そんな…事は………」
「まさかあんな本命みたいなチョコレート貰えるなんて思ってなくてな…しかも敵であるお前に………」
「………γ…」
「じゃ、気を付けて帰れよ。ボウズ達が待ってんだろ。」
「………γ、あのさ」
「……ん?」
「私もうお返し今日の分は貰ってきたしさ、このあと暇なんだけど」
「ほ、本当か…!?」
「う、うん……」
「そ、それなら…」
「な、なに?」
「少し…膝貸してくれ。」
「え?…うわ、ちょ!!?」
「少しお前に甘えさせてくれ……今だけ、今だけで良いんだ…」
「………ん……」
「……ありがと、な。本当に……」
「……γ?」
(寝ちゃったか…疲れてたのかな…。
……しかし、私がγを膝枕って変な構図だな…)
「…どういたしまして。」
たまには純粋に
(野:太猿あにきーどうして今部屋入れないんだー?)(太:そっとしといてやれ、野猿……)(入:つか君達邪魔なんだけど)