08 積み木くずし


 その間にも、舌は義勇の咥内を荒らし回り、先ほど同じガムを噛んでいたからか宇髄の舌からは義勇と同じく青リンゴの味がして、義勇からも宇髄の舌に舌を這わせて青リンゴ味を啜ると、啜り合いになり舌を濃厚に絡ませ合って激しい口づけに燃える。
 すると、徐々に体重を掛けられ、腰を折られる形で義勇はそのまま床に転がった。
「はあっ……は、は……うずい……」
 宇髄は義勇の顔をじっと見つめながら、しかし手だけはべつの生き物のように盛んに動き回り、義勇の上半身をまさぐってくる。寒さを感じる間はずっと着ているタートルネックのセーターも、防寒シャツも捲り上げられ、真っ白な素肌が顔を出しその温かな肌に宇髄の手が乗り、這い回り始める。
「んっ!つめたっ……!」
「あー……手があったけえ。相変わらずキレーで真っ白な肌してやがんな。触り心地最高だぜ。ド派手に手のひらが気持ちいい」
「お、俺は冷たいっ……!手を温めてから触れ!」
「すぐに熱くなる。だろ?」
 その言葉に嘘偽りはなく、官能的に動く宇髄の手によって義勇の身体の温度が上がり、すぐにでも宇髄の温度と義勇の温度は混じり合い、そして新たなる熱が生まれる。
「あっ……はあっはあっ……んんっ!」
「こうやって触ってるとさ、息が荒くなってだんだん白い肌がピンク色になってそのうち赤くなるんだよ。それがすげえキレーなんだよな。興奮してるんだろうなあ、コイツと思うわけだ、コッチは。キレーすぎて怖ぇくらい。それ見てると、俺も興奮してくる。ぐちゃぐちゃにしてやりたくなる」
「こ、の……ヘンタイ、たわけものっ……あ、はあっ……は、はあっ!」
 さほど何かされたわけでもないのだが、勝手に息が上がってしまう。宇髄の言う通り興奮しているのだろうが、少し恥ずかしい。そう思っていると、急に宇髄の指が義勇の肌をきゅっと抓み上げたのだ。何をするのだろうとそのまま動向を見守っていると、抓んだところに顔を寄せたと思ったら抓まれた肉に齧りついてきたのだ。痛みは、ほんの少しだけ。それよりも甘く噛まれているという事実の方が義勇にとっては興奮に繋がり、所々、抓んでは噛みつかれ、そのたびに身体が勝手にピクッと跳ねてしまう。それと共に緩やかな快感がやってきて、あっという間に義勇のペニスは硬く締まり、勃起してしまった。下穿きがきつい。服の中で硬くなったソレの存在を感じながら、噛まれ続けているととうとう、弱い部分である乳首をきゅっと抓まれ、今度こそ身体がビグッと大きく跳ねてしまう。
「うっ……あ!!そこ、はっ……あああ!!」
「やっぱオマエの乳首っていいよな。女でもこんなキレーな薄ピンク色なんて拝んだことないぜ。乳輪も小さくって、乳首は今は丸いな。勃ってる。……舐めて欲しいか?」
「う、う……舐めたいのは、お前だろう……!」
「こういう強気なところも、かわいいよなあ。よし、俺がいじり倒してやろう。母乳が出るといいのに。お前のってどんな味なんだろうな」
「し、知るかっ……!そんなの出ないっ。俺はオンナじゃないんだ」
「まあ、お前の場合、男だからいいんだけどよ」
 言いながら、乳首をきゅきゅっと抓られ、そしてぐいっと持ち上げられ皮が伸び、パッとその手が離されるとそれを追うように乳輪含め乳首を口に含まれ、生温かで湿った感触が胸に拡がり、痛くないギリギリの程度でコリコリと乳首を噛まれ、あまりの快感に思わず硬く目を瞑って歯を食いしばってしまった。
「うううっ……!う、う、あああああっ……く、ううっ!」
 気持ちがいいと思う。男に乳首をいじられてこんなに善がる日が来るとは。しかも相手は宇髄。しっかりと仕込まれた身体はさらなる快感を欲し、義勇は宇髄の頭を両手で抱え胸に顔を押しつける。するとさらに力を籠めて乳首を齧られ、あまりの快感に腰が震える。このままでは乳首だけでイってしまいそうだ。
 宇髄が責めているのは右側だが、左側にも手が伸び親指と人差し指で抓まれながらこよりを作るかのようにくりくりと捻られ、それにも感じ入ってしまう。
 両乳首の二点責めに身体を震わせながら呼吸を荒くして快感に酔っていると、徐に宇髄が離れて行き、そして義勇の手を取って立ち上がらされたと思ったら、コートを剥ぎ取られ、ずいっと距離が詰められる。

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