青い春の恋愛模様(藍様へ フリリク企画)
カナメ+ココロ+ギルバート+ソーマ+ハルオミ+アリサ
※カップリング表現あり
〜聖域〜
「ここが聖域かー!でかっ!広っ!緑がいっぱーい!」
「はしゃぐな。子供かお前は」
「そっか。お姉ちゃん、聖域に来たの初めてだっけ」
「なら、ハルさんの提案はあながち無駄じゃなかったって事か…?」
〜ラウンジ〜
「もうお前さんら見てて焦れったい!デート…いやダブルデートでもしていっちょ距離縮めてこい!」
「「…………」」
「「…………」」←余計な事言いやがって的な顔
「…そういや昔ダブル・デートって任務あったなぁ。え、何、という事は任務ですか?」
「お姉ちゃんと任務…あの時以来だね。今度は足手まといにならないよう頑張るから!」
「ほら見ろ!ストレートに言っても伝わらないこの鈍感っぷり…大切にしたい気持ちはわかるが今のままじゃ気付いてもらえないぞ!?」
「言いたい事はそれだけか?」
「いきなり呼びだしたと思ったらなんなんですかハルさん」
「という訳で、今から四人には聖域でデートしてもらう。安心しろ、すでに休暇届けその他諸々は俺が申請しておいた。だから心置きなくガンガン攻めろ!!」
「「話を聞け」」「(……いや違うな。ただ単にちょっかい出したかっただけか)」
「どうしたの、ギル?」
「ん?あぁ、なんでもない」
「うわっ動物がいっぱい!」
「あぁ、あれはシエルが育ててるカピバラだ。ラウンジにいるカルビの仲間だな」
「へぇーあの子の…よろしくねー!」
―ガブッ←カナメの手を噛む
「「「…………」」」
「……ま、まぁいきなり手を出せばそりゃ噛まれるよね。こっちのちっちゃい子なら大丈…」
―ガブッ←反対の手も噛まれる
「……ふっ
お前ら私になんか恨みでもあんのかごる"あ"ぁぁぁぁ!!(ダダダダダ)」←逃げるカピバラを追いかける
「今の、甘噛みどころじゃなかったぞ…」
「そういえばあいつ、カルビにも初対面で噛まれたって騒いでたな」
「お姉ちゃん…」
「あのままだと迷子になりかねんな。俺はあいつといるからお前らはお前らで過ごしてくれ。じゃあな(スタスタスタ)」
「おいっ…!」
「行っちゃった…」
「(ハァ)…追いかけるか」
「え、どうして?」
「?」
「だ、だってこれ…その、デデ、デート…だよ、ね?」
「!わかってたのか」
「そ、そりゃあ、あれだけストレートに言われたら流石にわかるよ…」
「(それもそうか…)」
「この前テルとデ、デートした(小咄 初デート?参照)って言われた時すごく動揺しちゃったから、少し慣れた方がいいのかなって思って…で、でもそれなら相手はテルや他のみんなじゃなくてギルがいいなって…(ゴニョゴニョ)」
「…………」
「心置きなくガンガン攻めろ!!」「ご、ごめん。なんでそう思うのか自分でもよくわからなく……わっ!?」←ギルの帽子を押し付けられて目元を隠される
「…今度、行くか」
「ギ、ル…?」
「あいつらとじゃなくて二人で、そうだな…外部居住区やサテライトに買い物でも行くか」
「…!う、うんっ…」
〜数メートル離れた木陰〜
「うーん…二人とも顔赤いけどこれ以上進展はないかなー?全く、せっかくのデートなんだからもう少し距離縮めればいいのに」←双眼鏡で観察中
「デートって気付いてたのか…よく許したな」
「いや、あんなどストレートに言われて気付かなかったら私ただのバカなシスコンじゃん」
「バカなシスコンだろ」
「まさかの肯定!!ま、まぁバカはともかくシスコンだって自覚はあるけど……ココロがその人を好きで、その人もココロの事を好きでちゃんと大切に想ってくれてるってわかれば…私だって、認めるよ。ココロには幸せになってほしいから」
「カナメ…」
「ま…そう簡単には認めないけどね!たまーにならいい思いさせてもいいけど基本的には邪魔してからかって邪魔してからかって…くっくっくっくっ」
「(悪い顔してるな…)」
「とりあえず今後は動向を見て、もしココロに近付こうとしたら偶然を装って邪魔して…(ブツブツ)」
「…お前はどうなんだ?」
「え?何が?」
「こうしてデートしたり、誰かを好きになったり…ココロみたいに自分も幸せになりたいとは思わないのか?」
「いやーどうだろう…あんな風に誰かとイチャイチャするなんて想像できないし、柄じゃないし…というかココロ達はともかく私達のはデートじゃないよね」
「…………(イラッ)」
「それに私こんな性格だから恋愛対象として見てる人なんて絶対いないって!」
「大切にしたい気持ちはわかるが今のままじゃ気付いてもらえないぞ!?」「(ブチッ)」
―ピピピッ
「ん?あれ、アリサだ…もしもし……あぁ、あの書類なら書き終わって私の机にあるっ…!?(グイッ)」
―ギュッ
「…………え?」
「…………」
「え、っと……ソ、ソー」
―チュッ←頬に口付けられる
「!!?(ポロッ)」←端末を落とす
「…これでも、お前を恋愛対象として見てる奴はいないなんて言えるか?」
「う、あ…その……(カァァァァ)」
[リーダー、どうかしましたか?もしも…(ピッ)]←ソーマに端末を切られる
「…そろそろ帰るか」
「…………(ポケー)」
「あ、お姉ちゃ、ん…?あれ?」
「呆けてるぞ…何かあったのか?」
「気にするな。それよりもうすぐヘリがくる時間だ…あぁ、あと来週こいつ遠征があるからデートするならその時にした方がいいぞ」
「…!?え、な、なんで知っ…!?」
「そうか…じゃあ来週予定空けておけよ」
「ええっ!?」
我慢の限界(おう、帰ってきたか。どうだ?何か進展はあった…)(ななっ、何もなかったです、よ!?)(…………(ポケー))(ほうほう…で、お前ら一体どんな事をしたんだ!?)←すごく楽しそうな顔(ギル、殴ってもいいか?)(思いっきりやってくれ)
祝ヘタレ卒業?(笑)しかしこの先どうなるんですかね←完全に他人事
それぞれのお相手という事でココロの相手をギルかテルオミ君かどちらにしようか迷ったんですが、今回はギルにしました。もしテルオミ君をご希望でしたらすみません…!書き直しますので!
リクエストありがとうございました!
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