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(ついにこの季節がやってきやがった…)
銀時はカレンダーを12月のものに張り替えながら溜め息をつく。
「銀ちゃん!アネゴの店がピカピカしてたアル!」
「あぁ、イルミネーションな。」
興味なさそうに答える。
「あれ?銀さん、クリスマスとか嫌いなんですか?」
「へっ?…あ、いや…なんつーか…いや嫌いじゃねーけど…」
銀時の反応が何となくおかしい。
「なんか銀さん、元気ないですよ。いつも12月になると借りてきた猫みたいに大人しくなりますよね。」
「これくらい銀ちゃんが普段から静かだとどんなに万事屋はいいこと…「うるせーよ!やかましいわ!お前のほうがよっぽどうるせーだろ!」
バタン!!
銀時は腹を立てて出ていってしまった。
「ねー新八ィ…今アタシが言った事ってそんなに怒るような言葉だったアルか?」
「いや、銀さんも大人だからそれが冗談で言ってるかどうかくらいの分別はつくよ。…でも…なんか変だよね。」
互いに言葉を無くして黙り込んでしまった。
銀時はどうしてこの季節になると機嫌が悪くなるのか、理由が全くわからなかった…
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