カレーライスの裏事情A



視界を封じられると急に不安になる。
ただ静かな部屋に二人分の呼吸しか聞こえない。

そろりとアキラの服をたくし上げ手を差し入れ胸の突起に触れる。
するとアキラの身体がぴくっと反応した。
甘い吐息が鼻腔から漏れる。

「アキラ…感じる?」

「…や…っ…」


頭上で纏め上げている手を離す。抵抗はしてこなかった。
舌先で硬くなった突起を突くと、やめろとばかりにアキラの手がケイスケの髪を掻いた。

「…続き…してもいいかな」

「…き…くな……っあ!」


視界を封じられているので、いきなり下股に手を伸ばされビクッとする。
既に弧立し始めていたアキラの雄がズボンの布を押し上げて主張していた。

ケイスケが手際よくアキラを纏っている服を脱がしていく。


「アキラ、ここ…こんなにしちゃって…悪い子だね。」

「…っるさ…ああっ!」

ケイスケがアキラの先走りを流すそれを掴み上下に扱く。

わざと水音が聞こえるように音を立てて扱かれ、聴覚をも攻め立てる。

暫くして急にその手を離す。

そのまま何もしてこないので急にアキラは不安になる。


「…け…すけ…?」


何も返事がない。見られているのだろうか。そう思うと無意識に身体が疼いてしまう。



静寂の時間が流れ、アキラは困っていた。

ケイスケは何を考えているのだろう…そう思った時だった。
自分を呼ぶ声が聞こえ、その声がしたほうを見る。
声の主はケイスケだが、そのケイスケの声ともう一つ違う音が聞こえることに気づく。

袋が擦れる音…


その中身を取り出しているのだろう。ガサガサと音がする。


「アキラ、脚開いてくれる…?」


そんな恥ずかしいことを言われて黙って「はい」なんて従えるほど従順ではないアキラは何もしなかった。

すると、ケイスケが短く息を吐いたかと思うと、いきなり腿を掴まれ左右に開かれた。

たとえ相手がケイスケだとはいえ、今の自分の猥らな格好を見られているのだと思うとカァッと顔が赤くなるのを感じた。


暫く放置されていたため萎えてしまった雄を軽く触れられると再び身体が反応し始めた。


急にケイスケの指が後孔に宛がわれるとぷつりと中に指を挿し入れられた。
先走りが上手く潤滑の役割を果たし、指がどんどんアキラの中に入っていく。


「…っ…んっ…く…っ…」

初めは痛みしか感じなかったが、徐々に快感を得るようになっていった。


喘ぐアキラの耳元でケイスケが囁く


「…アキラ、ここで問題です。今、俺の指は何本入っているでしょう?」

「…知らない…」

「正解は…3本。…アキラ、たくさん銜えちゃって…やらしい…」

「…ぁあ…っ…んくっ…」


3本の指をバラバラに動かす。
アキラは生理的な涙を流すが、その涙はすぐに黒い布に吸われてしまう。


アキラの耳朶を軽く噛み、耳を舐める。
耳元で水音が聞こえ、ぞくぞくする。

ケイスケは再び耳元でアキラに問題を出す。


「さて、第2問目です…。今アキラの中に入ってる指があるよね?この指の次は何が入ると思う?」

「…ん…っ…」


再び袋の擦れる音が聞こえる。

その瞬間、指とは桁違いの質量のものが挿し込まれる。


「ああっ!…っ…なに…?」

「…正解は…ウサギが好きでカレーの中に入ってる物だよ…。」

「…はっ…に…んじん…?」

「大正解!」


そう言うと、ケイスケはニンジンを出入させる。
先端は細いが、葉の部分は太いため、凄い圧迫感がアキラを襲う。

その時、アキラの啜り泣きが聞こえてきた。


「…ゃ…だ…そんなんじゃなくって…」

「…ん?」

「…ケイスケの…っ…」

「…アキラ…」



アキラの視界を覆っていた布を解くと、目を赤くしたアキラがケイスケを見ていた。

中に入れていたものを取ると、今だ流し続ける涙を舌で舐め取った。


アキラは自分からケイスケの首に腕を巻きつけ口付けし、先を促した。

ケイスケも自分の雄を取り出すとアキラの片脚を肩にかけてググッと挿入した。


「あああっ…!…ケイスケ…」

「…アキラっ!」

半ば乱暴に腰を動かすとアキラの上擦った声が聞こえてくる。

追い討ちをかけるようにアキラの雄を握ると緩急をつけて上下に扱く。


一度に2箇所を攻められ、声にならない声が漏れる。


「っ…んはっ…ああっ…ん…」



やがてケイスケのものがアキラの最奥を突き上げたとき、アキラの雄から白濁が飛び散り、腹や顔を汚した。
それによって中を締め付け、ほどなくケイスケも達した。

達した余韻で震える身体をケイスケがそっと抱きしめる。


「…アキラ、雷…気にならなかったでしょ?」

「……ばか…さっさと夕飯作れよ…。」


そう言うとそっぽを向いてしまった。

アキラは目をぎゅっと瞑った。すると、先ほどまで目隠しをされ、猥らなことをされていたのだという記憶が脳裏をかすめ、急に恥ずかしくなった。

そんなアキラの頭を撫で、ケイスケは夕飯の支度をしに行ったのだった……




***

「…ケイスケ…これ…」

「えっ?カレーだけど。」

「いや、そうじゃなくて…もしかしてこのニンジン…」

たちこめる湯気。美味しそうなカレーだったが、アキラはニンジンを見た途端、食欲を失った。


「…あぁ、あのニンジンは捨てたよ。…というかアキラが『食べた』しね。」

「……///…馬鹿じゃないのか!」



…と言いつつも、安堵したアキラであった。

…もし、この中に入ってるニンジンが先程のニンジンであったら、ケイスケの命はなかったに違いない……









end




*****
ああああ!ニンジン!本当に申し訳ない!←(ぇ

なんとなくケイスケの変態、そして、目隠しプレイがしてみたかっただけです!!(土下座)

相変わらずクオリティー低くてすみません!!!



2009.02.05





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