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「アキラ様!!」


一方、アキラが意識を取り戻したことで向こうは大変なことになっていた。

そのことをシキに報告すると、足早にシキがやってきた。


「…アキラ…」

「…なさい…」

アキラは顔をくしゃくしゃにして泣いた。


「ごめんなさい…」

「…馬鹿が。」


そう言ってシキはアキラを強く抱きしめた。



アキラの意識が戻らない間、シキはアキラに薬を渡した者を探していた。
結局、その者はシキが遠征に行っている間にアキラが誘った兵士の一人だった。

情事の後、シキの帰還が遅いことが心配で泣いていたところに兵士が精神安定剤を手渡したのだそうだ。
その兵士は何かを言う前にシキによって葬られたのだそうだが…



「シキ…」

細い腕でシキを掴む。

「どうした」

「…俺、シキはいつも約束を破って腹を立ててた。…でもそれは違った。ただ俺が幼稚だっただけだ…。シキだって仕事してるんだもんね…俺…もう少し大人になるよ…」

「…アキラ…?」


いつもとは違うアキラの様子にシキは首を傾げた。


「だから…大人になるから……もう少し構って…」

「…全く。面白い奴だ。」


シキがアキラに軽く口付けるとアキラはシキの首に腕を回し自分のほうに引き寄せた。
そのまま軽い口付けは深いものへと変わっていった…






***
「『あっち』の俺、今は寝てるんじゃないかな?」

「…?意味のわからんことを言うな。」


シキは知らない…知るはずもない、
アキラが『あっち』で違う人生を歩む自分に会っていたなど…
アキラは少し微笑むとシキの隣で瞼を閉じた……………





end



長かった!!そしてごめんなさい!!
ちなみに
アキラ⇒軍服アキラ
淫靡⇒淫靡たん
あ、でもこのページは違いますよ!(笑)

なんだか自分で書いてて意味がわからなくなってしまった作品です!!
というか大胆な淫靡の行動に書いた自分がビックリです。


感想など、ありましたら拍手又はメールにておねがいします。

長い駄文をお読みくださりありがとうございました。





2009.07.10



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