ゆめ(白鳥沢) | ナノ
 ジブリがいっぱいコレクション



男子バレー部の部室


「巴ってもののけ姫のサンっぽいよな」


「お、英太君さては金ロー見たね? その流れでツタヤでジブリ借りてマラソンしたね?」


「お前もだろ、道理で2人とも目の下に隈がある訳だ」


「っていうか天童は寮暮らしだろ、テレビ見れんのかよ」


「俺はほら、YouTubeで拾って」


「違法視聴ダメゼッタイ!」ボガッ


「いっだ! ちゃんと購入したっつーの!」


「でも巴がサンっぽいのはわかる。山犬の上に乗っかって人間なんか嫌いだ!とか言いそう」


「それでいくとアシタカは瀬見さんですかね」


「俺アシタカかよ、めっちゃイケメンじゃん」


「イケメンは得だね〜。太一、俺は俺は?」


「天童さんはジコ坊っスね」


「ぶっ」


「賢二郎に笑われた、なんか腑に落ちないんだけど」


「それでいくとモロは誰なんだろ、監督か?」


「いや、意外と空知ちゃんあたりがハマるかもよ? 空知ちゃん、巴に対してはけっこう過保護だし」


「空知さんがモロはないです。誰がどう考えてもジーナでしょう」


「作品の枠超えちゃったよ。さては賢二郎もジブリマラソンしたな?」


「俺はジブリの中では紅の豚が一番好きなだけです」


「渋いな! でも確かに、雰囲気はあってるな。あとあの片思い感が」


「それでいくとポルコが若利かよ、全く合わねえな」


「おはよう」ガチャッ


「おはよ〜。若利君、ちょっと『飛ばない豚はただの豚だ』って言ってみてくんない?」


「? 豚は飛ばないぞ」


「その答えは予想はしてたけど、敢えてつっこむ。そういうことじゃねーよ」








女子バレー部の部室


「巴ってポニョっぽいよね」


「わかるー」


「そーか? はじめて言われたぞ、サンっぽいとはよく言われるけど」


「確かにサンっぽいけど、ポニョが成長したら巴みたいな感じになりそう」


「巴、ちょっとポニョのものまねしてみて」


「『ハム!』」


「そこかよ。ポニョ、宗介、好きー!じゃん、普通は」


「ヤバい草生える、ムービー撮るからもう一回やって」


「遊んでないで早く着がえろや! いつまで下着姿でいる気だ!」


「いーじゃん、減るもんじゃないし」


「こはくはアレだな、千と千尋のリンっぽい」


「あー! わかる! そうなると、沙羅と杏樹は湯婆婆と銭婆か、双子だし」


「ぶふっ」


「待って、それは傷つく。双子への甚大な風評被害だからそれ」


「小鳩に笑われた、ちょっとショック」


「小鳩はナウシカだよな! 間違いなく!」


「え、そう? はじめて言われたけど」


「いや、確かにナウシカっぽい。ちょっとものまねやってみて」


「無茶振りしないでよ! えーと…『ほら、怖くない。ねっ?』」


「よっしゃムービー撮った、これ小鳩ファンに売りさばこ」


「ちょっ! やめてそういうの! 知らないところでとんでもない値段ついてるんだから!」


「幾らですか!? 言い値で買います!」


「沙羅さん杏樹さん、こういう気持ち悪いのが湧くんでやめてあげてください」


「酷い! 私は純粋にナウシカと小鳩さんが好きなだけなのに!」


「だからおめーら、遊ぶのもいい加減にしろっつーの!!」







昔書いてた下書きが出てきたので晒し上げ


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