ぱちぱちれんさい | ナノ
 戦闘!シラトリザワジムその5



前回までのあらすじ
ポケモンマスターを目指す少年、ツトムは相棒ポケモンのガーディと一緒に、打倒ウシジマを目指してシラトリザワシティジムへと挑戦することに。
ついに4つのジムを制し、最終ジムのボスであり倒すべき宿敵、ウシジマへと挑むツトム。
今、ツトムとガーディの最後の挑戦が始まる…!
ポケモン新作、サン・ムーンは11月18日発売! ルガルガンちゃん可愛いよ!









「ついに来たか、五色」


「この日をどれだけ待ちわびたことか…! 牛島さん、今日こそあなたに勝って、俺こそが白鳥沢のエースに相応しいと証明してみせます!」


「ワォーン!」


「そうか、頑張れ…と言いたいところだが、俺も負けるわけにはいかん。行くぞ、ワシボン」ポンッ


「ワシャーッ!」


「んなっ、ウォーグルじゃなくてワシボンですか!? 俺のガーディを甘く見てもらっては困りますよ!」


「進化前のポケモンだからといって油断するな。ワシボンには『しんかのきせき』を持たせている」


「しんかのきせき?」


「ホぉい! 解説係の天童さんだよ! 『しんかのきせき』は進化前のポケモンに持たせると、ぼうぎょととくぼうが1.5倍になるというアイテム! 生半可な攻撃じゃろくにダメージが通らないヨー!」ピョコッ


「な、なんですってーッ!? ですが、ここでうろたえる俺ではないですよ! こういう時こそ先手必勝! ガーディ、『かえんほうしゃ』!」


「ガォーッ!」ゴォォォ


「ギャッ!」


「よし、効いてる! いくら耐えられようと、攻撃し続ければ必ず勝機はある!」


「ワシボン、『おいかぜ』だ」


「ワシャッ!」ビュゥゥゥゥン


「! 風が吹き始めた…! ガーディ、もう一回『かえんほう』…!」


「『フリーフォール』」


「ワッ!」ガシッ


「ガウッ!?」


ドォォォンッ!!!


「ガーディ! 大丈夫か!?」


「ガ…ガウッ!」


「出た出た、牛島お馴染みの『おいかぜ』『フリーフォール』コンボ!」←ギャラリー席


「『おいかぜ』でワシボンの素早さを上げて先制を取り、『フリーフォール』でダメージを与えつつ、相手に攻撃をさせない…。『フリーフォール』の威力自体はそう高くはないとはいえ、ぼうぎょが高くない五色くんのガーディには痛いだろうね…」←ギャラリー席


「くそっ…! とはいえ、『おいかぜ』の効果はそう長くはないはず! それまで耐えきって『きしかいせい』をすれば、一発逆転もあり得る! ガーディ、ここは耐えるんだ!」


「ワォーン!」


「ワシボン、もう一度『フリーフォール』だ」


「ワッ!」ガシッ


ドォォォンッ!!!


「キャンッ!」


「くそっ…! 耐えろ、耐えてくれ…!」


「ワシボン、もう一度」


ドォォォンッ!!!


「ワシャシャーッ!」ヒュゥゥゥ…


「風が弱まった! ガーディ、『きしかいせい』!」


「ワォーン!」ドォォンッ!


「ギャッ!!」


「よし、やったか!?」


「ワッワッワッ!」バッサバッサ


「ま、まだ倒れてない…! ガーディの体力は相当削られてて、『きしかいせい』の威力だって相当なはずなのに…! これが『しんかのきせき』の効果なのか…!」


「ワシボン、もう一度『おいかぜ』だ」


「ワシャッ!」ビュゥゥゥゥン


「クソ、また『おいかぜ』…! このままじゃ次のターンで…!」


「ガウッ、ガウガウッ!」フリフリ


「! ガーディ…。そうだな、まだ諦めるには速い! いくぞ、ガーディ! 絶対に牛島さんに勝つ!」


「ワォーン!」パァァァ


「…!? ガーディの身体が光って…!?」


テーテーテーテテテテテテテー♪←例のBGM


「ガオォォォォッ!」


「ご、五色くんのガーディが、ウインディに進化した…!?」


「あれ? ガーディって、ほのおのいし使わないと進化しないんじゃなかったっけ?」


「シッ! そこはツッコんじゃいけないところ!」


「ウインディ…! これならいける、牛島さんに勝てるぞ!」


「進化したか。だが『おいかぜ』の効果が効いている限り、すばやさならワシボンに利がある。ワシボン、いつも通りだ」


「ワシャッ!」バサッ


「くそっ、進化してもまだ先制を取られるのか!? …いや、待てよ。ウインディに進化したのなら、技も新しいのを覚えてるはず! なら…!」


「ガォーッ!」


「ワシボン、『フリーフォ』…」


「ウインディ! 『しんそく』!」


「ガウッ!」ギュンッ


「ワシャ…!?」


ドォォォンッ!!!


「ワ…ワシャァ…」ガクッ


「!」


「た、倒した…? よっしゃあああっ! やったぞ、ウインディ! 牛島さんに勝ったぞぉーっ!」モフモフ


「ワォーン!」フリフリ


「す…すごい…! 本当に牛島くんに勝っちゃった…!」


「五色とウインディやるなー! さすがは白鳥沢の次期エース!」


「『しんそく』か…。必ず先制できる技を使われては、いくら素早さを上げても意味はないな…。すまない、ワシボン。よくやってくれた」


「牛島さんっ! 俺が勝ったってことは、ジムバッジをもらえるんですよね!」


「ああ、悔しくはあるが、決まりだからな。これがシラトリザワシティ最終ジムのジムバッジ、イーグルバッジだ。よくやったな、五色」


「な、なっ…!? ど、どうしたんですか、牛島さん!? 素直に俺のことを褒めるなんて、気持ち悪いですよ!?」ゾゾゾ


「俺はいつも思ったことを言っているが。お前もウインディも、白鳥沢の名に恥じない戦いぶりだった。だが次は負けん」


「上等です! この次は本気の牛島さんと戦って、そしてまた勝ってやりますよ! だよな、ウインディ!」


「ワォーン!」フリフリ


「おっとおっとその前に〜。工にはここで重大なお知らせがありま〜す!」


「へ? 重大なお知らせ?」


「見事、俺ら5人のボスを倒した若きチャレンジャーの工には、ここでEXボスにチャレンジしてもらうことになったヨー! お相手はなんと、工も大好きなあの人!」


「俺の大好きな…? 誰ですか、その人?」


「ふっふっふ…腰抜かないでよ? EXボスはみんな大好き女バレの監督、桃ちゃんとそのポケモンのマリルリでーす!」


「えぇっ!?」







「あら、うふふ。どうぞよろしくね、五色くん」ニコニコ


「リルルー♪」ピョンピョン
 ↑
性格:いじっぱり(攻撃特化)
特性:ちからもち(攻撃2倍)
技 :アクアジェット(水タイプ・先制技)
   じゃれつく(フェアリータイプ・威力90)
   ころがる(岩タイプ・再高威力480)
   まるくなる(ころがる威力2倍)






「とまあこの通り、ほのおタイプ絶対殺すマンのマリルリとEXバトル! 頑張って!」


「(白目)」


「ク…クゥン…!!」ガクガクブルブル


「桃ちゃんとマリルリ、この白鳥沢で一番ポケモンバトル強いからなぁ…。あたしのバシャーモも『アクアジェット』でワンパンキルだったし、牛島のウォーグルですら『ころがる』で瞬殺されたもんな…」


「あぁ…また桃ちゃん恐怖症患者が増えていく…」








結果は言わずもがな。
長々と管理人の自己満ポケモンバトル編に付き合わせてしまって本当に申し訳ない。



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -