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 戦闘!シラトリザワジムその3



前回のあらすじ
ポケモンマスターを目指す少年、ツトムは相棒ポケモンのガーディと一緒に、打倒ウシジマを目指してシラトリザワシティジムへと挑戦することに。
続く第二ジムを制し、第三ジムで待ち受けるジムリーダー、サトリとのバトルに挑むツトム。
果たしてツトムは4つのジムを制し、ウシジマを倒すことができるのだろうか?
ちなみにガーディの技構成は『ひのこ(?)』『かみつく』『にらみつける』『きしかいせい』です。







ジムリーダーの サトリが しょうぶを しかけてきた!


「よし、ガーディ! さっそく『かみつく』だッ!」


「ガウッ!」ダッ


「ふふーん、工のことだからそう来ると思ってたヨ! ジュペッタ、『まもる』!」


「ケケッ」マモール


「ガウッ!?」


「この優しいセンパイ天童さんが、ポケモンバトルの奥深さというものを教えてやろうじゃないの。ジュペッタ、『のろい』!」


「ケケケケケッ!」


ゴッスンゴッスンゴスンクギ


「ク、クゥン…」ガクブル


「が、ガーディ!? 急に震えたりして、どうしたんだ!?」


「教えてしんぜよう〜! 『のろい』はゴーストタイプの技! ジュペッタの体力を半分削るかわりに、工のガーディの体力を少しずつ削るっていう効果なんダヨー」


「なにっ!? くそう、天童さんのことだからねちっこい戦い方するんだろうなと思ってたが、やはり予想が的中したか…! だけど、ジュペッタを倒せばいいことに変わりはない! ガーディ、『かみつく』だ!」


「ジュペッタ、『かなしばり』」


「ケケーッ!」


「キュ、キュウ…」


「『かなしばり』は最後に出した技をしばらく使えなくさせる技! これで『かみつく』攻めはできなくなったね〜! 効果抜群なのに残念だね〜!」


「ひ、卑怯ですよ天童さん! 男だったら正々堂々と戦うべきです!」


「ガウッ、ガウガウ!」


「うひゃひゃひゃ、攻撃技だけの脳筋戦法じゃ、若利君に勝とうなんて夢のまた夢だね。ホラホラ、早くジュペッタを倒さないと『のろい』で体力削られて負けちゃうよー?」


(ぐうっ…! た、確かにこのままだと『かみつく』で効果抜群は狙えないし、『のろい』で体力を削られる…! こうなったら『ひのこ』で攻めるしかない!)


(ま、工のことだろうから次は『ひのこ』ってところかな。ジュペッタは耐久低めだし、『のろい』で体力半分削っちゃったし、ダメージは受けたくないところだけどここは耐えて、次のターンで『まもる』して、『のろい』で体力削れたところで『かげうち』ってとこかな)


「よし! 行くぞっ、ガーディ! 『ひのこ』だ!」


「ワォーン!」


「ホ〜ラ、やっぱり! ジュペッタ、ここは耐え…」


ドッガァァァンッ!!!


「はっ!?」


「よしっ、効いてるぞ! もう一回『ひの』…」


「」グッタリ


「…って、あれっ? 勝ってる?」


「ちょ、ちょっとちょっと! 工のガーディが使う技って『ひのこ』なんじゃなかったの!?」


「はい、今のが『ひのこ』ですけど? なあ、ガーディ?」


「ガウ?」


「嘘つけ、今のどう見ても『かえんほうしゃ』でしょーが! こちとら『ひのこ』で計算してたってのに、そんなん詐欺じゃんよ〜!」


「えっ!? い、いつの間にそんな強力な技を!? 凄いぞガーディ、さすが俺の相棒!」モフモフ


「ワォーン!」フリフリ


「…まあ、納得できないけど負けたのは事実だし、素直にジムバッジを渡すとしますか。はい、これがシラトリザワシティ第三ジムのジムバッジ、ゲスバッジ! 大切にするよーに!」


「ありがとうございます! よし、ガーディ! 次のジムへ向かうぞー!」


「あっ、ちなみに次のジムだけど。ちょーっと変わり種のバトルをすることになるから、ちゃんと心の準備してった方がいいよ〜」


「変わり種? よくわかりませんが、どんな相手だって俺とガーディなら大丈夫です! 行くぞ、ガーディ!」


「ワォーン!」














「……」ムッスー


「たのもー! …って、白布さん? まさか次のジムリーダーって、白布さんですか?」


「「ざんねーん、次のジムリーダーはウチらでーす」」


「あっ、女バレの戸鷹さんたち! あれ? じゃあ何で白布さんが…」


「それはねー、第四ジムではウチら双子とダブルバトルをしてもらうからー」


「でも五色はガーディ1匹しか持ってないっしょ。だから五色の相棒として、白布に来てもらったってワケー」


「な、なるほど…! つまり、白布さんが俺の味方になってくれるってことですね!」


「牛島さんに挑もうとする身の程知らずと組むのは死ぬほど不満だが、先輩たちからの命令とあらば仕方ないからな」ムッスー


「うっ、すごい不満そうな顔をしている…! ですが俺とガーディがいれば勝ったも同然ですので、安心してください白布さん!」


「……」イラァ


「そんじゃま、行くとしますか。おいで、ソルちゃんー」ポンッ


「カモン、ルナちゃーん」ポンッ


「「ォォーン」」


「やっぱり戸鷹さんたちはソルロックとルナトーンなんですね! 相手が誰であろうと負けませんよ!」


「はあ…。ユキメノコ、頼んだ」ポンッ


「ヒュゥゥゥ…」


「ここを乗り越えれば牛島さんの待ち受ける最後のジム! よしっ、行くぞガーディ!」


「ワォーン!」







まだ続きます。


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