ぱちぱちれんさい | ナノ
 戦闘!シラトリザワジムその1



ポケモンGOに便乗したポケモンネタ。






俺の名前はツトム。近い将来、チャンピオンになるポケモントレーナーだ。
今日こそ相棒のガーディ(♂)と、シラトリザワシティのジムリーダー、ウシジマさんに勝ってみせる…!


「って、ちょっと待ってください!! なんでポケモンネタなんですか!?」


「それはアレだ、ポケモンGOが楽しすぎるからだな!」


「さ、最近すごく流行ってるからね…。管理人も例に漏れず、プレイしてるし…」


「ポケモントレーナーのみんな! ポケモンGOはマナーを守って、自分と周囲の安全第一をモットーにプレイしろよ! 何かあると批判をされるのは、罪のないゲームの方だかんな!」


「ま、まあポケモンGOはさておき、バレーであろうとポケモンであろうと、俺が牛島さんを越えることは決定事項ですからね! 行くぞ、ガーディ!」モフモフ


「バウッ!」フリフリ


「五色めっちゃモフモフしてる、ガーディもめっちゃしっぽ振ってる! バトルできんのかアレ?」


「おーす! みらいのチャンピオン!」


「あっ、天童さん! 天童さんも牛島さんに挑むんですか?」


「そんなワケないでしょー? いやほら、工が若利君に挑む前に、シラトリザワシティジムについて説明しておかなきゃならないからさ」


「?」


「シラトリザワシティジムは全部で5つあって、若利君がいるのは、それまでの4つのジムをクリアしないと進めない、最後のジムだからネー! いきなりラスボス戦というわけには行かないってワケ!」


「ちょっと待ってください、それって完全にポケモンリーグ仕様じゃないですか! あとそこはポケモンGOに準拠してないんですか!?」


「よく考えてみ? 俺ら全国出場常連の強豪バレー部のスターティングメンバー。ポケモン捕まえてる暇があったら練習してるし、ランニング中のポケモンGOは危険極まりないヨー?」


「うっ、確かに…。現に俺もインストールしてないです…」


「そうそう、ウチのバレー部でポケモンGOやってんのは、ポケモン捕まえてる暇すらないはずなのに、何故か駅前のマ○ドナルドのジムで無敗のジムリーダーになってる太一ぐらいなもんだから」


「川西さんは一体なにをやってるんですか!?」


「それはさておき、この扉を開ければ最初のジムダヨー! 最初のジムリーダーはかくとうタイプの使い手! 工のガーディは、ほのおタイプだから相性は良くも悪くもなくって感じかな〜」


「よーしっ! 初戦から完全勝利をおさめて、一刻も早く牛島さんに挑むぞ! ガーディ、お前に決めたーっ!」


「ワォーン!」












「よく来たな、五色! あたしがシラトリザワシティ第一ジムのジムリーダー、鷲匠巴だ!」


「最初の相手は鷲匠さんですか! 女の子だからって手加減しませんよ!」


「グルルルル…!」


「ふふん、あたしのポケモンを甘く見てると痛い目見るぞ! 行くぞ、バシャーモ!」


「バシャーッ!」


「コラコラコラ、そこの技枠4つとも攻撃技で埋めるタイプの脳筋トレーナー! ジムリーダーは、トレーナーが持っているジムバッジに応じて、使用ポケモンが決まってるモノだかんね! 工はバッジ0個、バシャーモ相手に戦うのは無理ゲーでしょーが!」


「えーっ? じゃあ仕方ねーなー。ごめんな、バシャーモ」


「バシャァ…」シュン


「それじゃあ、こいつで勝負だ! いけっ、ドッコラー!」


「ドッコラー!」


「先手必勝! ガーディ、『かみつく』!」


「バウッ!」ガブリッ


「決まった…ってあれっ? あんまり効いてない!?」


「ふふーん、甘いな五色! 『かみつく』はあくタイプの技! かくとうタイプのドッコラーには効果がいまひとつだぞ!」


「ぐぅっ…! それならガーディ、『ひのこ』だ!」


「遅いわぁっ! ドッコラー、『けだぐり』!」


「ドッコラー!」ゲシッ


「よっし…ってあれ? 予想してたよりダメージ低くねーか?」


「甘く見てもらっちゃ困りますね、鷲匠さん! 俺のガーディの特性は『いかく』! バトル開始時の時点で、ドッコラーのこうげきを下げさせてもらいました!」


「ぬぅっ、小癪な…!」


「いけっ、ガーディ! 『ひのこ』だっ!」


「ワォーン!」シュボボボボ


「ドッ…!」


ドガァァァァンッ!!!


「うわっ!? ど、ドッコラー!」


「ド…ラァ…」ガクッ


「よっしゃーっ! やったぞ、ガーディ!」モフモフ


「ワォーン!」フリフリ


「くっそー、ドッコラーはとくしゅ攻撃には弱いもんなぁ…。ごめんな、ドッコラー」


「それより、鷲匠さん! 俺が勝ったので、ジムバッジくれるんですよね!?」


「ま、あたしが負けちまったから、しゃーないもんな! ほい、これがシラトリザワシティ第一ジムのジムバッジ、ワシジョウバッジだ!」


「うおおおお、これがジムバッジ! よーしっ、これで次のジムに行けるぞ! 行くぞ、ガーディ!」


「ワォーン!」


(…はぁー、あとでジジイにどやされるだろうなー…。それにしても、あのガーディの『ひのこ』…。あれ、本当に『ひのこ』か? あたしには『かえんほうしゃ』みたいに見えたんだけどなー)










続く!かもしれない!
ところでいま、管理人に対して「想像力が 足りないよ」と思ったそこのあなた!
お見事! 座布団1枚!



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -