ぱちぱちれんさい | ナノ
 上がりまくる季節が来た



「何してんの小鳩?」ヒョコッ


「うわあっ!? あっ、いや、違うの、そのこれはあのぅ…!」アセアセ


「なんじゃこれ、カタログ? 英語ばっかでよくわかんねー! えーっと、Protein…プロテイン?」


「え、えっと、その、お父さんに頼んで取り寄せてもらったの。これなんかはブラジルのクラブチームが使ってるやつらしいんだけど…」


「あ、わかった! 牛島の誕生日プレゼント用でしょ!」


「え、ええっ!? な、なんでわかったの!?」


「小鳩の顔見てたらすぐわかるべ、目がキラキラしてんだもん! 確かに牛島は喜びそうだよなー、白鳥沢チームで使ってるプロテイン不味くて有名だし」


「ちちちちちち、違うからね! 私はただ自分でも試してみたくて、でも牛島くんの誕生日も近いし、せっかくだからプレゼントにいいんじゃないかと思って、決して牛島くんのことばっかり考えて取り寄せた訳じゃ…!」


「あ、そういえばさ、牛島の誕生日って8月13日だよね。ってことはインハイ全国の後だよね」


「う、うん、そうだよ。全国が終わればひと段落つくし、落ち着いてみんなで一緒にお祝いできるといいね」


「…そういえばさ、牛島って今年のユース呼ばれてたよね」


「うん! さすが牛島くんだよね、できることなら現地まで応援行きたかったなぁ〜」


「…今年のユースって、8月14日開幕じゃなかったっけ」


「…………あっ









誕生日ネタどうしようwktk→あれ?ユース大会って8月開幕なの?→全国終わったら速攻合流パターンじゃね?→誕生日祝えなくね?となってorz状態で書いたネタ










「もうすぐ夏休みか〜…。これで一日中バレーできんな!」


「出た脳筋〜。普段の朝と放課後の練習だけでもキツイのに、これが毎日とかどこの地獄だっつーの」


「誰が脳筋だ天童コラ! そうは言うけどお前、練習すんの好きじゃん」


「…は?」


「ホームルーム終わったら真っ先に体育館来るし、牛島の居残り練にも最後まで付き合うし。キツイだの何だの言うけど、練習好きなんだべ? アレか、天邪鬼ってヤツか!」


「…なんというか、巴って時々妙に鋭いよね。ちょっとだけ見直したカモ」


「はぁ? なんで?」


「なーんでもない。それより夏休みといえば宿題ダヨー! 期末で見事赤点取った巴は始業式までに宿題終わんのかな〜」


「ぐぅっ…! うるせー、小鳩に助けてもらうからいいんだよ! お前だって現文のテストで赤点ギリギリだったクセに!」


「うひゃひゃひゃひゃ」


「楽しそうだなあ、天童」









最後の夏休み。









「いい加減にしろよ増田ァ!」


「か、川西さん!? どうかしたんですか!?」


「気にするな五色、あれはただ単にポケモンGOがやりたくて仕方ないだけだから」


「誰か川西に7月22日に配信されたぞって教えてやれ」









めちゃくちゃ楽しいぞ増田ァ! ありがとうございます!
ポケモンGOはマナーを守って安全第一で遊ぼう!




×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -