◎ ちょっと早い文化祭ネタ
男子バレー部の部室
「おはようございますっ! 牛島さん、今日こそは俺が…」
「天童てめぇ…上等だ、表出ろ!!」ガッシャーン
「はぁ? 別にいーけど、後で泣きを見ることになるのは隼人君ダヨー?」
「んだと!?」
「ちょ、ちょっと! 天童さんと山形さん、どうしたんですか!? 喧嘩はやめてください!」
「あぁ、工か。あれは気にしなくて大丈夫、いつものことだから」
「い、いつものこと!? でもやっぱり喧嘩はよくないです! 何が理由で喧嘩してるのかはわからないですけど、とりあえず落ち着いて…!」
「今年の文化祭のパフォーマンス大会はどう考えても欅○48だろうが!!!」「いやいや、BABY○ETALに決まってんじゃん!!! これだけは譲れないね!!!」「なんですかその理由!?」「工〜! 工もベ○メタの方がいいよね? 一緒にセイヤソイヤしたいよねー?」ジロリ
「後輩に圧力をかけるんじゃねえ! 確かに○ビメタの海外人気はすげえが、国内での知名度だったら○坂48の方が上だろうが! 絶対こっちのほうが盛り上がるよな、工!?」
「ふ、ふたりとも目がマジで怖いです! それに俺、アイドルとかよく知らな…」
「若利! お前からも天童に何か言ってやれ! 第一、ウチの部員数を考えたら3人だけのベビメ○より、大人数の欅坂○8の方が理にかなってるだろ!」
「若利君、ベ○メタといえばワールドワイドに活躍する世界的アイドルだよ? ゆくゆくは日本代表として世界を相手に戦う若利君にピッタリじゃない? 一緒にイジメダメ絶対しようよ〜!」
「よくわからんが、部員全員で話し合って決めろ。俺はどちらでも構わん」
「次の日曜日に多数決やるから、それまでに布教しておけばいいんじゃないか?」
「よっしゃ! 工、寮に帰ったら嫌と言うほどサイ○ントマジョリティーのPV見せてやっからな! 振り付け頭に叩き込んどけよ!」
「ちょっとちょっと、工は俺とベ○メタのライブ映像を見るんデスけど! 伝説のソニ○フィアフェスティバル、楽しみにしててヨ〜!」
「だ、だから俺はアイドルとかよくわからないんですってばーっ!!」
(五色には同情するが、俺ら(2年)も通った道だからな)
管理人は圧倒的にベ○メタ派です。
「…ということがあったんです…」ゲッソリ
「た、大変だったね…。男バレは文化祭とかの出し物にはこだわるからね」
「バレーだけでなく、勉強も学校行事も全力でやれ!ってのがジジイの昔っからの方針なんだよ。そうすれば、部外の人たちもバレー部に好感持ってくれて、応援してくれるかんな」
「な、なるほど! でも、牛島さんも文化祭とかにちゃんと参加するのは意外でした! バレー以外のことにかまけてる暇はない、みたいな感じかと思ってたので…」
「俺個人が好き勝手をするためにバレー部がある訳じゃない。それが部の方針ならば、それに従うまでだろう」
「さ、さすがだね牛島くん!(ああああああ、牛島くんが相変わらず真面目で真摯で立派だぁぁぁ…! かっこいいぃぃぃ…!)」
「昔、祖母がよく父に言っていたからな。『郷に入っては郷に従え』と」
「あっ…(察し)」「?」
婿養子で立場弱そうだけど息子第一の崇パパの再登場を期待しています。
「ところで、今年は女バレはどうすんの? やっぱりベルばら?」
「ぶっちゃけ、もうネタ切れなんだよなー。本編もフィナーレもやったし、もう一回おんなじことやってもつまんないだろ? なんか変化球を出したいんだけどさー」
「だから何でベルばらやることが大前提なの…? 私もうオスカルの衣装着るの嫌だよ…?」
「空知には同情するが、全校生徒がそれを期待してるからな…」
「あっ! イイこと考えた! 男バレと組んで、男女逆転ベルばらとかどうよ?」
「男女逆転?」
「つまり、男子が女役、女子が男役をやるってコト! 例えば、空知ちゃんはオスカルじゃなくてアンドレをやって、逆にオスカルは若利君とかがやるとか! これなら空知ちゃんはオスカルの衣装着なくて済むじゃん?」
「わ、私がアンドレで牛島くんがオスカル…?」
―過去公演より抜粋―
オスカル(牛島)『アンドレ…お前はいつまでも支えていてくれるな? これからも、いつまでも…!』
アンドレ(小鳩)『当たり前だ! 俺は…』
オスカル(牛島)『誓ってくれるな!』
アンドレ(小鳩)『千の誓いがいるのか? 万の誓いがいるのか? 命を懸けた言葉を、もう一度言えというのか!』
オスカル(牛島)『アンドレ…』
アンドレ(小鳩)『愛している…
愛しているんだ…!』
「…………」
「それでマリー・アントワネットは英太君で…って、空知ちゃん?」
「…………」プシュー
「小鳩ーっ!? 小鳩が息してない!! き、救急車ーっ!!」
「お、おい天童!! お前のせいだぞ!! 空知、しっかりしろーっ!!」
「えっ、これ俺のせいなの? 空知ちゃんの妄想キャパの狭さのせいじゃなくて?」