◎ 白鳥沢女バレの鬼顧問
牛島若利:明日の練習試合なんだが、
牛島若利:鷲匠監督が諸事情で遅れるらしく、監督が来るまで眞白先生に見てもらうことになった。
牛島若利:女バレにはすまないが、よろしく頼む。
空知小鳩:わかりました
空知小鳩:桃ちゃんの分析は的確だから、男バレにとって良い機会だと思います
空知小鳩:桃ちゃんというのは眞白先生のことです
牛島若利:知っている。
「…何このシュールな文章」
「今日の練習試合に関しての
牛島くんとのLINEのやり取り…」
「牛島からLINE来た時のあんたのテンパり具合が、スマホ画面のヒビ割れで手に取るようにわかるわ」
「私の文章、可愛げなさすぎ…。泣きたい…orz」
「というわけで鷲匠監督が来るまでの間、女子バレー部顧問の眞白先生に見てもらうことになった」
「眞白桃華です、今日はよろしくお願いしますね」ニコニコ
「あれが隠れ巨乳と噂の桃ちゃんか〜。ありゃEカップと見たね」
「天童、お前ほんと怖いもの知らずだな…」
1試合目終了後
「俺、超絶好調―っ!!!」
「眞白先生、お願いします」
「はい、ええと天童くん?」
「なんでしょー?」
「あなたのブロックだけどね。確かにすごいゲス・ブロックなんだけど、でもあれって100点か0点かっていう言ってしまえばギャンブルみたいなものよね。ああ、もちろんあなたの判断力に基づいた、ほとんど100点で勝てるギャンブルよ?」ニコニコ
「そうでしょそうでしょ」ニヨニヨ
「でもね、逆に言えば0点取った時にどうなるかってのは自分でもわかるわよね? 例えばチームのみんなで100点を取らなきゃならない時に、確かにあなたは一人で100点を取ることができるんだけど、じゃあ0点を取ったときにどうするの? あなたが10点取れてれば勝てた勝負を、あなたの0点のせいで負けることだってあるのよ? わかってると思うけど、18-12の速攻のブロックと22-19のレフトからのブロック、あと24-20の時間差のブロックは
完全に0点だったわよ」ニコニコ
「」グサリ
「ああいう厳しい場面でも、100点までいかなくても10点を取れるように、しっかり反射神経を磨いてね」ニコニコ
「ハイ…」ショボーン
(桃ちゃん、的確かつ心に刺さることを言ってくる…。なのに超笑顔…。怖い…)
眞白桃華(26)
白鳥沢女バレの顧問。元全日本のアナリスト。どうして教師になった?
ロリ顔巨乳で天然ドS。男バレの恐怖の的。