ぱちぱちれんさい | ナノ
 白鳥沢女バレの鬼顧問



牛島若利:明日の練習試合なんだが、


牛島若利:鷲匠監督が諸事情で遅れるらしく、監督が来るまで眞白先生に見てもらうことになった。


牛島若利:女バレにはすまないが、よろしく頼む。


空知小鳩:わかりました


空知小鳩:桃ちゃんの分析は的確だから、男バレにとって良い機会だと思います


空知小鳩:桃ちゃんというのは眞白先生のことです


牛島若利:知っている。




「…何このシュールな文章」


「今日の練習試合に関しての牛島くんとのLINEのやり取り…


「牛島からLINE来た時のあんたのテンパり具合が、スマホ画面のヒビ割れで手に取るようにわかるわ」


「私の文章、可愛げなさすぎ…。泣きたい…orz」







「というわけで鷲匠監督が来るまでの間、女子バレー部顧問の眞白先生に見てもらうことになった」


「眞白桃華です、今日はよろしくお願いしますね」ニコニコ


「あれが隠れ巨乳と噂の桃ちゃんか〜。ありゃEカップと見たね」


「天童、お前ほんと怖いもの知らずだな…」





1試合目終了後


「俺、超絶好調―っ!!!」


「眞白先生、お願いします」


「はい、ええと天童くん?」


「なんでしょー?」


「あなたのブロックだけどね。確かにすごいゲス・ブロックなんだけど、でもあれって100点か0点かっていう言ってしまえばギャンブルみたいなものよね。ああ、もちろんあなたの判断力に基づいた、ほとんど100点で勝てるギャンブルよ?」ニコニコ


「そうでしょそうでしょ」ニヨニヨ


「でもね、逆に言えば0点取った時にどうなるかってのは自分でもわかるわよね? 例えばチームのみんなで100点を取らなきゃならない時に、確かにあなたは一人で100点を取ることができるんだけど、じゃあ0点を取ったときにどうするの? あなたが10点取れてれば勝てた勝負を、あなたの0点のせいで負けることだってあるのよ? わかってると思うけど、18-12の速攻のブロックと22-19のレフトからのブロック、あと24-20の時間差のブロックは完全に0点だったわよ」ニコニコ


「」グサリ


「ああいう厳しい場面でも、100点までいかなくても10点を取れるように、しっかり反射神経を磨いてね」ニコニコ


「ハイ…」ショボーン


(桃ちゃん、的確かつ心に刺さることを言ってくる…。なのに超笑顔…。怖い…)





眞白桃華(26)
白鳥沢女バレの顧問。元全日本のアナリスト。どうして教師になった?
ロリ顔巨乳で天然ドS。男バレの恐怖の的。



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