言葉の綴り | ナノ


生まれたときから僕らはふたりでひとりだった

言葉と言葉を繋いで歌を奏でるように、君とボクで明日を紡ごう

本当はこのひとつひとつに君への想いをのせているんだ

神には誓わない、僕が誓うのはこれからも君だけだ

僕はいつまで経ってもパラドックスのこちら側から抜け出せない

もう戻れないのならば忘れてしまったほうが幸せなのだろうか

嫌い嫌い大好きと嘆く君はとても耽美な夢だ

嘘も隠し事もあるわけがない、だって君は僕で、僕は君だから

君が夢を追い掛けるために犠牲にしたものを僕は広い集めるから

言葉に込めた思いを簡単に汲み取ってくれるから





結局僕たちは対にはなれない、隣り合わせだった

届くと信じて疑わない君がいとおしくて

涙のかわりに口付けを、僕のかわりに愛を

ボクが君の前を歩むのは全ての障害から守るためなんだ

君だけが僕の全てで僕の世界そのものなんだ

始まりと終わりのカウントダウンは目前に

キスや虚言はいらない、本当はただ名前を呼んで強く抱きしめてほしかった

1年後、10年後、100年後も傍らに君がいるストーリーを

もし神様がいるのならばどうかもう一度廻り合わせて

あの畦道を今はもう思い出すことはできなくても、その見慣れた横顔を見ればそれだけがボクにとっての真実だ



パラドックス:正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉

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