警戒してていい。
私といて、少しでも笑ってくれたならそれでいい。
はじめてのあさ。
(…なんて、それでも私には高望みだと思っていたのに、)
目の前には大好きなあなた。
人懐っこそうな愛しい笑顔。
警戒心の欠片も見当たらない彼女は、
なぜか私の上にいた。
…正確には寝転んでいる私の上に跨っている状態、なんだけれども。
「おはようロビン!」
今日も可愛い。でもなんでそんなところにいるのかしら。
「おはよう航海士さん、なん」
がばっ
なんで、という前に抱き締められる。
「ちがう!ナミ!」
ほんのさっきまで可愛く笑っていたのに、何故だか頬を膨らませている航海士さん。
ナミ、って…好きな人だもの、名前はちゃんと知ってるわよ?
私が不思議な表情をしていることに気付いたのだろう。
航海士さんはちょっぴり泣きそうな顔で きっ 、と私を睨み付ける。
「航海士さん…?ごめんなさい、私なにか、」
「昨日は、」
…え?
「…昨日は、ナミって呼んでくれたじゃない…ロビンのバカ!」
はっ、と。流石に鈍感な私でも気付いた。
うるうるのおめめ、拗ねた表情、
「…ナミ?」
そんな顔にさせてしまってごめんなさい。
気付かなくて…それと少し気恥ずかしくて。
「ごめんね、ナミちゃん。許してくれる?」
伺うように顔を見上げると、
にやにや笑いのナミちゃん。
「…ロビンのばーか。」
言いながら顔が近付いて、え、あ、待って、
ちゅ。
「…これで許してあげる♪さ、朝ごはん行こう?」
ばたん。
綺麗に、でも悪戯っ子みたいに笑いながらナミちゃんが部屋を出て行く。
残ったのは、頬を抑える私。
(あなたと一緒に日々を過ごしたい。)
(あなたの笑顔の源になりたい。)
(こんなに暖かな日が訪れると思わなかった。)
「顔が、…あついわ。」
ああもう、はめられた。
+++
リ!ハ!ビ!リ!\(^0^)/文才!何処!
恋人になって迎えた初めての朝でした。
あ、もちろん何もしてません☆
ちゅーもほっぺです。プラトニック!
このあと頬が紅潮したままラウンジに行って、
チョッパーあたりに熱があるのか心配されて、
そんでまた赤くなってるといい。←
<<