初めてなの、こんな気持ちは。





hunch.





恋なんてものは知らなかった。

生きるために必要な術として「擬似恋愛」的な関係を持ったことはあるけれど、
自分を見失うほどの誰かになんて、巡り合ったことなど無かった。

愛だの恋だのそんなものは自分の命を危険に晒すこと。

しないならしなくてもいいし、むしろ必要とすらしていなかった。


筈、なのに。



彼女に出逢った。出逢ってしまった。






自分を守るだけで精一杯のこの手は

彼女を危険に晒すのではないのだろうか。


…馬鹿馬鹿しい。嘲笑が洩れる。


何もかもを傷付け奪うだけでは飽き足らず、
ただ自分の為だけに無残にも命まで口にした、この手に。

どうしてあの少女を守れるというのだろう。


どうやっても彼女を傷つけるだけじゃないのか。


触れたくて抱きしめたくてただ彼女を傷付けたくない。
嘘。

傷付きたくないの。


でも、それでも、嗚呼、




どうしようもない自己嫌悪、嫌悪。



日々流れる略奪者の血が「傍に居たい」だけの私を侵食する。

友愛、恋愛、仲間、夢、独占欲、欲、





初めてなの、こんな気持ちは。


ただ傍にいて貴女の成長を、幸せを、


願い続けていられたなら良かったのに。











+++
ロビンちゃんはナミさんが好きすぎて
自己嫌悪とかしちゃう人だったら良いと思う。
しかしいつまで片思いなんだろうこの人たち。




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