《あんたとは……もう喋りたくない!》
私が何をしたの?
この前の短距離走の事?
それとも、掃除当番任せたこと?
ねえ、わかんないよ。なんでなの。
わかんない。わかんないわかんないわかんないわかんない……わからない。
あなたを苦しめて悲しめて。それでも私はあなたが、
手から溢れ落ちる涙を、かき集めたら、寂しさは消えるの。でもまた、違う気持ちが生まれる。まるで、終わりのない螺旋階段。そう、メビウスの輪。
だから私は涙を流せるだけ、涸らすまで泣き続けて。一線越えて。
偶然に出会った、友。でも、いつも私を変えてくれた、友。そして、私をいつまでも待っていてくれた、友。
また、喋れる事を願って。私は涙を涸らす。