息を交じらせて









お互いの吐息がかかるくらい近づいて、

交じった吐息に別れを感じて、

それでもまだ離れたくなくて、そっと、もう一度交ぜた






交じらせなくなって、
心にぽっかり穴があく

さみしさを紛らわせるように、
他の人と交じらせて






かなしみが吐息、溜め息、となってあなたにとどけば私はうれしいのかも知れない

他の人とは違う香り
交じるときに感じる甘さ





冬。

あなたからでる吐息と私の吐息が空中で交わり、消えていく

それはただの水蒸気の塊なんかじゃなくて、私とあなたなの














人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -