leprotto

■ (彼女が憧れるものは、普遍


01 靡く髪
(凍り付いた瞳を、誰が溶かしてやれるのか。)

02 結ぶ唇
(虚勢が見抜かれていることに、私は気付かなかった。)

03 閉じる瞼
(彼女は祈るように赤い十字架を握った。)

04 響く声
(首に咲いた紅い華は、アイツに対する宣戦布告。)

05 揺れる瞳
(君を縛るその言葉は、僕という錠前に繋がれた鎖。)

06 軋む心
(冷酷に少年を追い詰めるその男は、六道を宿す男。)

07 駆ける足
(ゆっくり休みなよ、アイツは僕が咬み殺してあげる。)

08 白む頬
(僕らが君の涙を、拭ってあげられたらよかったのに。)

09 蘇る記憶
(乾いた音と共に弾けていくのは心か、現実か。)

10 震える睫毛
(どうして、どうしてこんなに涙が止まらないの。)

11 鳴る踵
(その男が掴むのは、嫌悪か信頼か。)

12 崩れる背中
(そう言って綺麗に微笑んだ彼女は、悲しそうだった。)

13 伸べる手
(手のひらの指輪は、雪の結晶のように輝いていた。)

14 澄ます耳
(私はあの方のためにあんなことが出来るだろうか。)

15 折られた膝
(私にはこんなことしか出来ないけれど、)

16 伝う涙
(包容する大空を訪ねたのは、優しい幸福の朝日。)

17 高鳴る鼓動
(そう言えるようになったのはきっと、あなたのおかげ。)


名前の理由
(彼がその名を冠した理由は、蒼き雪との誓いのため。)

  最強の敵は我らがボス!
(それはとある世界に存在する、似て非なる彼らの話。)













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