▽夜と昼



 さらさらと流れる髪が好きだ。真っ直ぐ後ろに伸びるその銀の髪を風がさらりと撫でていく。その度にさらさら、さらさら。まるで髪ではなく細い糸みたいだ、と思って触れてみたらちゃんと髪を触る感触がした。見た目とは違う少し太めの髪。それが月の光に照らされてきらきらと輝く瞬間はこの世のものとは思えない程美しい。太陽の下では見たことが無いから分からないけれどきっと美しいんだろう。でも、君はきっと月の光の下が似合う。暗闇の中で、光る、それ。きらきらきら、きら。宝石みたいだねと、ボクはわらった。




きみはうつくしい


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