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2012/01/02 01:09


剣城って色白いよね。
帰る前の更衣室で松風がぽそり、とつぶやいた。
そのつぶやきに(別にイナッターでなく普通の言葉で、だ)狩屋が上半身裸のまま、ははは、と棒読みならぬ棒笑い。
オレは特になにも言わず、黙って聞いていた。

「だったら霧野先輩も負けてないよ、天馬くん」

ぺらり。と効果音がつくぐらいナチュラルに狩屋は霧野先輩のユニフォームを捲った。

「か、かりや!!」

ぱかん。次は頭を殴る音だ。
霧野先輩は顔を真っ赤にしながら狩屋をぽかぽか、いや、ぼこすか殴っている。

「いた!いて、先輩いたい、いたたたたたたた!」

「あはは、霧野先輩と狩屋は仲良しだなあー!ね、剣城!」

きらきらと何か期待しているような目でオレをみる松風。
まさか、先輩たちみたいな事したいとか思ってるんじゃ、

「霧野先輩たち楽しそうだね!剣城!」

「ま、松風」

「なあに!」

きらきら

「いや、あの」

「ん?」

きらきら

(お願いだからその目はやめろ!)

「こっちみんな!ばがぁ!」

びしゃん!
なんだか松風は満足げに部室をでていった。

(剣城ー!かえろー!)

(まだいたのか…)

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がんばれ京介


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