\ランデレラ/
2012/01/14 14:33

※キャラ崩壊注意

どうもみなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、ごきげんよう!
俺の名前はシンデレラを助けたことで有名な魔法使い、狩屋マサキです。
魔法使い狩屋でも魔法使いマサキとでもなんとでもお呼びくださいな!
さて、今回助けようと思うシンデレラガール…いや、今回の場合はシンデレラボーイなんですよねー…。
あんま乗り気じゃねーけどがんばるんで、応援よろしくね!

「あー…今日も掃除掃除掃除掃除掃除掃除!いやになる!」

「ランデレラー!ランデレラー!」

「なあに、ネズミの浜野」

「あそぼーよ!」

「あれ、今日はネズミの速水はいないの?」

「そうなんよー、だから暇でさー!」

「でも今日も南沢お母さまの命令で掃除ばっかりしてたから疲れちゃって」

「ちゅーか、明日舞踏会じゃね?」

「え、明日だっけ?あーだから倉間お姉さまがあんなはりきってたんだ」

「王子かっこいいんだろ!」

「あー、うん」

「あー?なにその微妙な返事」

「実は王子幼なじみなんだよね」

「ほお!」

「でさ、昔…」

「なっげーんだよ!」

「だれだよ!?」

「明日舞踏会じゃねーよ!今日だよ今日!ほら、ランデレラ!行くぞ!」

「なにその痛い格好…」

「俺は魔法使い狩屋マサキ!ランデレラ!お前を舞踏会に連れてってやる!」

「ちゅーか初対面でそんな命令って〜?」

「仕方ないじゃないか、早くしないと舞踏会間に合わないんだぞ!」

「じゃあ狩屋、魔法かけてよ」

「なんて図々しいシンデレラだよ!」

「狩屋〜彼はランデレラだよ〜」

「俺は全国津々浦々のシンデレラガールを助けてきたエリートなんです!だからランデレラだけどシンデレラなんだよ!よし、ランデレラ!庭からカボチャ採ってきて!!」

「仕方ないな…」

「なんで乗り気じゃないんです」

「だって王子に会いたくない」

「は?」

「いま喧嘩中なんだよね」

「は?」

「だから喧嘩中なんだってば、あ、ちなみに王子は幼なじみで」

「じゃなくて、なんで喧嘩してるんですか」

「…付き合おうって言ったくせに、違う人にメロメロなんだよ、王子」

「なんだよ!俺がここ来た意味ないじゃん!」

「あー…でもはっきりいっておきたいなー、神童なんか大嫌いだっ!って」

「じゃあ舞踏会いきましょう!!」

「俺も行きたい!」

「ネズミさんは馬に!ほいっ!」

シャララララン

「ひひーん!」

「1匹で大丈夫かな…まあ、なんとかなるよな。よし、次はランデレラ!ほいよ!」

シャララララン

「おわ、スカートかよ!」

「…」

「おい、魔法使い?」

「かわいい」

「…は?」

「!な、なんでもねーよ…」

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!
本当に男かこいつ!?
いままで見てきたシンデレラよりかわいいじゃねーかよ!男なのに!
どうすんだ…こんなかわいいランデレラみて、王子が惚れ直しちゃったら…まずい…俺が。
…!
いいこと考えた…!

「ランデレラ先輩」

「なんだよ先輩って…」

「王子とはもう縁切りたいんですよね?」

「縁切りたいとまでは言ってないんだけど」

「俺と付き合いません?」

「な!?」

「彼氏できたから、王子なんかどうでもいい、そう言えばいいじゃないですか!」

「うーん?」

「よし、カボチャを馬車に!」

シャララララン

「さあ、舞踏会へレッツゴー!」

「ちょ、魔法使い」

「なんです」

「なにお前も格好変えてんだ…」

「あんな黒服じゃあ笑いもんじゃないですか、こんな美人なランデレラの彼氏なんですから」

「へ!?」

「ランデレラ…」

「近い近い近い!魔法使い近い!」

「いいじゃないですかー…」

「ほ、ら!舞踏会ついたからああああ」

「ちっ」

舞踏会についた俺とランデレラ。
舞踏会は盛り上がっている。
ランデレラが一歩踏み入れた時、会場はざわっとざわめいた。
そりゃあこんなにかわいいランデレラが舞踏会にきたんだからな!
ランデレラのお姉さんもぽかんと見てるし。
あ、あ、あ!でもランデレラのお母さんが近づいてくるぞ!

「ランデレラ!」

ばれたー!?
原作無視しすぎだろ!
そこはちゃんとぽかんと口開けてみてろよ!

「南沢お母さま、ごきげんよう」

「なんてかわいいんだランデレラ、さっさと神童に別れ告げてこい」

えー!?

「はい、南沢さん!」

おいおい、なんか背景にグラウンド見えるんですが。

「ほら、魔法使い行くよ」

「はいはい」

そして、ドンッという効果音付きで王子の前に立ったランデレラ。

「神童」

「き、霧野」

「本名で呼ぶな!ランデレラだ!」

「ひぃ!」

「今日は神童と縁を切りにきた!」

結局縁切るのかよ!

「な、なにいってるんだランデレラ、」

「神童には好きな人がいるんだろ?そちらと末永く幸せにーだ!」

「ちがう、聞いてくれランデレラ」

「…」

「王子」

「なんだ、君は…」

「ランデレラの彼氏のマサキです」

「!魔法使い…」

「ランデレラは俺のなんで、王子は手を出さないでくだい」

「っ、」

「さあ、ランデレラ」

「え、は?」

「俺と一緒に踊ってくれますか?」

「ふあ!?」

「それ!」

「ぎゃあああ体が勝手に!」

「俺を誰だと思ってるんです?」

「さすが魔法使い…」

「楽しいですか?」

「ああ…!」

「!」

ランデレラ…かわいすぎでしょう…!
なんだその反則的な微笑みは!かわいい!

「ありがとう、狩屋」

「いいえ…」

12時になり舞踏会に別れを告げ、楽しく帰ろうとした時、王子が俺たちを追ってきた。

「ランデレラ!」

「…神童」

「話があるんだ」

「12時までに家に帰らなきゃ行けないんです、ランデレラは、だからそれ!」

カンって音をたてガラスの靴が王子の足元に転がった。

「ランデレラからのお土産です」

「ランデレラ…いや!霧野!お前に言いたいことが…!」

「なに、神童」

「ランデレラ、帰りましょうよ…」

「いや、話だけ聞こう」

「なんだよ、甘いなあ…」

「じ、実は!俺!」

「…」

「…」

「隣の国の三国王子と結婚することになったんだ!」

「…」

「…へ?」

「な?」

「なんだそりゃあ!」

「よ、よかったじゃないか神童!!」

「なんで喜んでんのランデレラ!」

付き合おうって王子に言われたんじゃないのかよ!

「もう怒ってないよ、神童」

「霧野…」

「今は神童が幸せならいいんだ!」

なんだよこの話…矛盾だらけじゃねーか!

「それに、俺にも好きな人できたし」

「え?」

「?」

なんでランデレラ俺のほうみてんの?

「結婚式には呼ぶから!」

「ありがとう神童!」

「…わっけわかんね…」

「狩屋、本当にありがとう、今日は楽しかった」

「え、」

ちゅ、とランデレラの唇が俺の頬に当たった。
ランデレラの唇は柔らかくて…て!?

「ランデレラ!?」

「俺は魔法使いのものなんだろ?」

ああ、ランデレラ、それは反則です。

「だから、俺に一生魔法使いから離れない魔法かけて?」

「多分もうかかってると思いますよ?」

「!」

−−−−−−−−−−−−−−

「なにこれ」

「ランデレラです」

「こんなのサッカー部の演劇にできるかあああああ」

「ねえ狩屋!なんで俺とか剣城とかでてないの!?」

「だっていい役がなかったんだもん」

「神童、狩屋なんかに台本まかせるのが悪かったんだってば!」

「いや、役を増やしてこのままでいく」

「はぁ!?」

「さっすがキャプテン」

「いやだああああ」

−−−−−−−−−−−−−−

くだらなくてすみませんでしたwwww

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