ドナドナの荷馬車に乗って



何もかもが嘘のように晴れた朝だった。
「FINE DAY」でも夜は知らない
帰らない旅に出るだけさ
かるがると、飛び越えないでおくれよ
私は走らない
あの日々が夢のようね
冷蔵庫の隅でリグレットを思い出したりするんだろう
暗闇を踏みしめる
ごらん、あと一歩。
いま、水平線あたりでは



そして、燕は孔牛の辿り付く先が屠殺場ではない可能性を一瞬だけ考えた。

(もし私が海鳥ならば、少しの後悔もあるでしょうに)



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