ぐだぐだ | ナノ



「おお、自己最高記録じゃないか六秒ぴったしなんて」

「ああ」

風丸くんはいつも綺麗だけど私は走っている時が一番好きだ。なぜかって言えばいつもとは違う輝きがあると言うか・・・。汗も滴るいい男って事かな

「次、みょうじ」

で50メートル走を男女混合で測っているわけで今風丸くんが一番速い。すごいなぁ

「位置について、よーい・・」

"ピピーッ"

笛の音が聞こえると私は無我夢中で走り出した。やっぱり女子だけど風丸くんに負けるわけはいかないしね!現役短距離走エースの陸上部にもプライドがあるのだよ

「あいついつもより速くないか。」
「陸上部エースだから負けたくないんでしょ」
「いけいけー」

周りが面白半分で応援してくれているけどそれを聞く暇もないくらい必死になって走った

「ハァハァ・・・」

こんなに全力で走ったのいつぶりだろうか。試合でもここまで走らない気がするんだけど・・・。

「6.03秒」

「「ああー・・・」」

周りの人はあと0.04秒速ければ・・・とか言うけど私にとっては自己ベストなのだが。

「うー・・・」

負けたのは悔しいけどでも自己ベストを出せたし楽しかったかな。次こそは勝ってやるんだから!なんて心の中で思っていると風丸くんが目の前にやってきて

「もっと差をつけれるようにするから」

「・・・え?」

「ここまで追いつかれたら次が不安だからな」

風丸は笑いながら私に宣戦布告?をしてくるのだった・・。

「私だって負けないからねっ陸上部エースの実力をなめないでよ」

負けじと宣戦布告が聞こえたとある体育の授業だった・・




014 体育
-->砂糖さま




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -