ぐだぐだ | ナノ



高校なんて知るか
行って何の得がある
「就職に就きやすいという得がある」
「何故心の声が分かった」
「幼馴染だろ 顔見ればわかる」
私は一郎太と幼馴染だ
でも好きとか嫌いとか何も無い
ただ親友と言うだけ
「なまえだって成績はいいほうだろ 楽に行けるんじゃないのか?」
「行く気が無いんだよ その気になれば行くよ」
特に就きたいという就職も無いなら
行かなくていいさ
友達と同じ所に行くなんて言う願望も無い
「合格した時の嬉しさとかいらないのか?」
「ん〜 欲しいかもしれない」
どんな嬉しさだろうか
泣いて喜ぶ嬉しさなんだろう
よくテレビで見る
「よし!やる」
「心変わりが早いよな なまえは」
「そこがいい所だからね」
「はいはい」
一郎太は半ば呆れているようだった
呆れて結構
「どこ目指すんだ」
「帝国の近くにある奴」
「あそこ頭良いんじゃないのか」
「まあ、行けるよ 大丈夫!」
行くならいい所行かなきゃね
待ってろ試験日と合格発表

寝坊もせずに朝ご飯もしっかりと食べた
大丈夫だろう
試験日はシーンとしていてめちゃくちゃ緊張したけど
まあ、大丈夫だろう
ポジティブ、ポジティブ
「〜!〜!!」
たくさんの声が聞こえる
歓声とか泣き声だろう
「さてさて149番は…」
あったではないか
あっさりと
早速、一郎太に電話をした
「あったよ!あった!」
「良かったな」
「まあ、天才なまえちゃんですからね」
「自分で言うな」
合格した時の嬉しさってこういうやつなのか
受けて良かったかもしれない
「一郎太、勉強に付き合ってくれてありがとね」
「いやいいさ 同じ所を勉強してたわけだし」
「最高の幼馴染だ!」
「褒めすぎだろ」
一気に体の力が抜けていく
今日はパーティだね




002 合格発表
-->アンバーさま




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