04


学校の玄関を後にし、生徒手帳を拾ったお礼をすると言ったみょうじと共に並んで歩き出す


流石プロデュエリストの妹、有名人と言った所か
何処からともなく沢山の視線を感じる

目立つ事を嫌う俺にとって多くの視線は不快でしかなかったものの、隣を歩くみょうじを一瞥すると何故かその不快感は薄れていった



そして歩く事数分後、みょうじは草薙さんの店の前で止まった



「草薙さん、こんにちは。いつものやつ、2つ下さい。」

「おうなまえ、今日は早いな。……って、遊作?」


草薙さんはみょうじと俺を交互に見ながら驚いた様子を見せる

正直、俺も驚きを隠せない



一体みょうじは草薙さんとどんな繋がりがあるんだろうか


みょうじからお礼と称したホットドッグを受け取りつつ、俺は一面飴色に広がる空を眺めながら考え込んだ


そして思考は夕焼けに溶け込む

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タイトルって難しい、というかセンスがなくて苦手です。
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