俺の愛する、小悪魔的な我が儘姫
「…翔一、膝枕して。」
「いや、どっちかって言えば膝枕は俺がしてもらう方じゃないのか?」
「仕事が忙しかったから全然疲れが取れなくて、癒しが欲しいの。だから翔一の膝枕で癒して。」
俺の自宅でだらけていた恋人のなまえは急に膝へ顔を乗せると、上目遣いで見つめてくる
やっと互いの休みが合った為、俺としてはなまえと何処かへ出掛けたかったんだが…
「翔一、早くー。」
上目遣いのまま小さく頬を膨らませ、俺の膝を叩いてくるなまえ
…その顔と行動は反則だろ
「…わーかった、してやるよ。」
「ありがと翔一、大好き!」
俺が了承すると同時に、膝上へと頭を預けてくるなまえ
「今日は俺が膝枕をしてやるから、次はなまえが膝枕を……って、もう寝てる!?」
余程疲れが溜まっていたのか、なまえはものの数秒で寝息を立てて眠ってしまった
「…仕方ねえ。今日は一日、なまえの為に使ってやるか。」
我が儘で気紛れ、ネコのような恋人のなまえ
そんななまえの言う事を聞く俺は相当惚れているんだなと実感しつつ、寝入る彼女の頬を優しく撫でた
俺の愛する、小悪魔的な我が儘姫
―――――
残業中手と目を動かしつつも、現実逃避しながらこんな事考えてました。