29
『お前には最早エースモンスターも存在しない。お前の敗北は決まったんだよ、いい加減僕に勝てない事を認めたらどうだ?』
「これはおかしなことを。リボルバー様の勝利へのクライマックスはこれからですよ。」
ウィンディによってヴァレルロード・ドラゴン、スピードローダー・ドラゴンを破壊されたリボルバーをウィンディが煽っていたまさにその瞬間、スペクターがSoulburnerとなまえ…Little Red Hoodを伴って現れた
そこでSoulburnerと不霊夢は俺とAiが捕らえられているこの状況を引き起こしたのがウィンディとライトニングである事を知り、俺達自身も草薙さんのプログラムで脱出する事が出来た
「Playmaker、Aiちゃん!」
「Little Red Hood。」
『なまえー、もう二度と会えないかと思ったー!ウィンディ、テメェよくもやってくれたな!』
拘束から逃れた途端に威勢がよくなるAiを尻目にリボルバーはウィンディやライトニング…ひいてはイグニス達を根絶やしにすると口にしながらウィンディを睨み付ける
「Playmaker…このデュエル、どうなっちゃうのかな。」
「リボルバーの残りライフは100、対してウィンディのライフは900……一見すれば不利なのはリボルバーの方だ。」
だが、奴がこれで終わる筈がない
次のターン、盤面をひっくり返すような何かを必ず打ち出してくるだろう
どちらに肩入れする訳にもいかないなまえは明らかに不安気な表情のまま、両者を見守っている
「私のターン、ドロー!」
大勢の人間と三体のイグニスが戦況を見つめる中、リボルバーは自らのデッキを信じるかのように力強くカードをドローしたのだった
博士の意志を継ぐ者同士の戦い
―――――
嵐闘機はいつOCG化しますかね。