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「ジャッジメント・アローズの効果!ハイドライブ・ロードの攻撃力は倍になる!」

「無駄だ!いけ、パルスプレッシャー!」



ウインディが指し示したポイントへ向かった俺の前に現れたのは草薙さんの弟の意識を奪ったボーマンで

アイツは自分こそが本来の俺の人格だと、俺を偽者だと言ってデュエルを挑んできた


だがボーマンの言動は俺の記憶とは大きな差があり、アイツが俺の人格等ではないと確信した俺はサイバース・クロック・ドラゴンでハイドライブ・ロードを倒す事に成功する

しかしボーマンを倒したものの、ヤツは崩れゆく像と共に姿を消してしまう



「Playmaker!」

「無事か、Playmaker!?」

「Soulburner、Little Red Hood!」



崩壊する像と共に消え行くボーマンを追おうとした所、ブルーエンジェルに勝ったと思われるSoulburnerとウインディと共にいたなまえがやってくる



「Little Red Hood、ウインディはどうした。」

「…わかんない。空が暗くなった時に何だか嫌な感じがして、そしたらウインディちゃんが行っていいよって言ってくれて…それっきり、何も。」


『Playmaker、風のワールド全体が不安定になっている。巻き込まれたらただでは済まない。』


なまえがそう言って左右に緩く首を振る中、不霊夢が風のワールドが不安定になっている事を指摘する

確かにこのままだとワールドの消滅に巻き込まれるのは時間の問題という事は火を見るよりも明らかな事だ



『Playmaker、Little Red Hood。俺達も行こうぜ。』

「でも、ウインディちゃんが…」

「Little Red Hood、今は脱出する事が先決だ。此処で俺達が消滅に巻き込まれては元も子もない。」

「…うん。」



風のワールドの主であるウインディを心配するなまえを何とか説得し俺となまえ、Soulburnerは脱出プログラムを起動する


ボーマンだけでなくアイツを操る者

そして、突然のワールドの消滅とその主であるウインディの行方


幾重にも山積みになった問題の解決を胸に刻みながら、俺達は風のワールドを脱出したのだった


ワールドの消滅と消えた主

―――――
デュエル描写は長いので、今後は割愛しようかと考えてます。


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