09


「Little Red Hood、問題ないか。」

「何かあったら直ぐ俺達に言ってくれよ?」

「大丈夫だよ。ありがとうPlaymaker、Soulburner。」



ゴーストガールが教えてくれたトラップ回避プログラムと草薙さんがアップデートしてくれたLVSSのデータを携え、俺となまえ、Soulburnerは進入禁止エリアへと向かっていた

障害物を避け監視カメラを掻い潜り、エリアを目指していた最中、背後から誰かが迫ってくるのが見える


「Playmaker…見つけたぞ!」

「あれは…GO鬼塚さん?」


姿は多少違うものの、それはGO鬼塚と仲間と思しき人物達で

奴等が俺達との距離を詰めると同時に、SOLテクノロジー側が罠を仕掛けてきた



「このまま突っ込むぞ!」

『えー!マジかよー?』


文句を連ねるAiを余所に俺達は罠を避けていく中でGO鬼塚の仲間は罠である光の球体に当たったのか、物理的に飛ばされていく姿が視界の端に映る

だがGO鬼塚はそれに怯む事なく、此方に向かって接近してきた


そんな中、SoulburnerがGO鬼塚とのデュエルを自分が引き受けると申し出る

どうするか一瞬迷ったものの此処で時間を掛ければ掛ける程、SOLテクノロジーの追手が増えるのは明らかだ



「わかった、後を頼む。」

「気を付けてね、Soulburner。」

「ああ、お互いにな。」

『ご武運を。』



デュエルを引き受けたSoulburnerと不霊夢に見送られ、俺となまえはエリアへの道程を一気に突き進む

だがこの時、もう一人のバウンティハンターが迫っている事に俺達はまだ気付いていなかった


背後に迫る危険

―――――
この回のイグニス同士のやり取りが可愛かったです。


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -