ロボッピがご主人様を観察してみた


夕方のいつもの時間、いつもと同じように玄関の扉が開く

ご主人様が帰ってきたようです



「ただいまー!」

「なまえ、お前の家じゃないだろう。」

「まあまあ、細かい事は気にしなーい。」



どうやら今日はいつもと違うようで

ご主人様の友人であるなまえ様が共にいらっしゃったようです



「あっ、いたいた。ロボッピちゃん久しぶり!元気だった?」

『お久しぶりです、なまえ様。ロボッピ、今日も元気いっぱいです。』

「そっかあ。良かった良かった。」



ご主人様の友人であるなまえ様は度々ご主人様の元へ遊びに来ます


ご主人様は少し面倒そうにしているようですが、ロボッピは知っています

なまえ様が来ている時、ご主人様はとても穏やかな表情をしているのです



「相変わらずキミはホントに可愛いねえ、ロボッピちゃん。遊作にもこれくらいの可愛さがあったらなー。」

「寝言は寝て言え。」

「うーわ、冷たっ!ロボッピちゃん今の話聞いたー?」


そう言ってロボッピを抱えたままご主人様を指差すなまえ様



なまえ様、ご主人様は冷たい訳ではないのです

なまえ様が相手の時のみ、素直になれないだけなのです



「大体今日は遊びに来た訳じゃないだろう。提出物のプログラム構築を見てほしいと言ったのは何処の誰だ。」

「うっ…」

「早くしないと見てやらないぞ。」

「わ、わかったわかった!…ごめんねロボッピちゃん、終わったら一緒に遊ぼうね。」



名残惜しそうにロボッピを床へと下ろしたなまえ様は早速机を借り、提出物とやらをご主人様に見てもらっているようです

なまえ様の横にいるご主人様の横顔が何だか穏やかに見えるのはロボッピの気の所為だとは思えません



『なまえ様、頑張って下さい。』

「任せてロボッピちゃん!私、頑張る!」

「無駄口を叩くな。」

「はーい。」



ご主人様となまえ様は本当に仲が良い様子で、それをアニキに伝えると『ホントに遊作ちゃんは素直じゃないなあ』と言ってました


ロボッピがご主人様を観察してみた

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全部カタカナにしたら案の定読みにくかったので普通の書き方にしました。
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