夢と現実は紙一重?!3
〜応接室〜

(……なんで黙っているんですか、雲雀さん…)


あのあと、応接室に連れて来られたのはいいが、先程から、沈黙が続いて、綱吉は息苦しくてたまらない。


(よし、なんか喋ろう)
「あのー」

「君、僕に言うことがあるんじゃないの?」


喋ろうとしたら、見事に雲雀に遮られてしまった。



「え…何を…?」


「自分で考えれば?」


あれ…雲雀さん、顔赤くないですか?

なんかいい雰囲気…

ダメ元で告白しちゃおうかな…


てかなんかこのシチュエーションって夢と同じな気がする…

雰囲気に流されやすい綱吉は、告白しようとしていた。


「雲雀さん!!」


「何?」


「結婚してください!!」



し、しまったあああ!!!

夢と全く同じ状況だから、色々(告白とか告白とか)すっ飛ばして、プロポーズしちゃったよ!!



「す、すみませんっ。今のは忘れてくださ…」

「うん。それでいい。」


はいいいいい?!!?


「あ、あの…それでいいって…?」


「僕が見た夢の通りにしてみたんだけど、まさか、ホントに夢の通りになるとはね」

「雲雀さんも見てたんですかあ?!その夢…」


「なんだ、綱吉も見たんだ。」


だから、つい、夢の通りに告白しちゃったんですよー!!



「でも、綱吉が僕のことが好きだなんてね…結婚したいほど。」



「そのことは忘れて下さい!!」


〈end?〉
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