「恭弥!!結婚してくれ☆」
「…は?」
「なんなの。いきなり出てきてその台詞は。」
応接室にいきなり冒頭の台詞を言いながら、飛び込んできた(一応)恋人(ディーノ)と一戦交えたあと、並盛最強風紀委員長雲雀恭弥は呆れたように言った。
「いや、恭弥にお嫁さんになってもらお」
「ならないよ!!」
ったく、と言いながら、雲雀はそっぽを向いてぽつりと呟いた。
「なんであなたはいつもそうなの。1回言えばわかるから…」
そう。これは今に始まったことではない。
「うぅ…だって俺らヤることやってんのに、恭弥一度も俺のこと好きだとか言わねーんだもん。」
ディーノはプイッとそっぽを向いて、いじけ始めた。
その姿は、20歳を過ぎてる大人には見えない。(ただし、今はロマーリオがいるため、ダメディーノではない。)
そんなディーノに雲雀は一言。
「あなたのしつこいところが嫌いだ。ちなみに僕はまだ子供だから、結婚はできないよ。
あと男同士だし。でも、まあ考えとくよ」
恭弥、一言にしては長すぎだと内心ツッコミながら、ディーノあまりの嬉しさには雲雀を抱き締めた。
「恭弥…考えとくよって結婚のこと?」
「さあ。自分で考えてみなよ。」
「…恭弥っ愛してるっ!!!」
「だから、そういうところが嫌いだっていってるじゃないっっ!!」
前途多難そうな2人(特にディーノ)だけど、意外と順調…?!
〈end?〉
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