宝物 | ナノ

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「ルーシィー!!寂しくなったから会いに来たよ」


「あっ!ロキ!あなたまた勝手に・・・」


・・・最近異常と言っていいほどロキがルーシィにアピールをしている気がする。いくらオーナーと星霊だからといってもおかしい。
俺は心の中のモヤモヤを解消しようとミラちゃんに頼んだ酒を一気に飲み干した。


「・・・グレイ最近ご機嫌斜めね。ルーシィ絡みのこと?」


「・・・まぁ」


ミラちゃんの質問も適当にあしらいもう一度チラリと二人の方を見るとロキがルーシィの手を握って何処かへ行こうとしていた。

イヤイヤ!他の連中は手ェ振ってないで止めろよ!!


「ちょっとロキ!何処に行くのよ?!」


「星を見に行こうと思ってね。町外れに星が凄く綺麗に見えるところがあるんだ」


ロキがさりげなくルーシィの肩に手を回したところで我慢の限界だった。


「ちょっっと待てェェエ!!」


ギルド全体に俺の声が響き無音の状態が続く中俺は二人の元へ早足で向かう。


「グレイ・・・」


「何のつもりだい、グレイ?」


「人の彼女を勝手に連れてこーとすんじゃねぇよ。コイツは俺のだ」


そう言ってルーシィを自分の胸に引き寄せた。暫くにらみ合いが続いたがロキが折れてため息をつき苦笑した。


「・・・ごめん、ごめん。次からはちゃんとグレイの許可をとってから誘うとするよ」


「するかバカ」


「じゃあねルーシィ」と言いロキは星霊界へ戻っていった。

・・・ったく


「グレイ」


「あ?何だよ?」


「かっこよかったよ」


ルーシィがあまりにも嬉しそうに笑うものだからつい顔が赤くなってしまった。




これでも彼氏ですから
(お前等イチャイチャするなら外でやれよな)
(でぇきてぇる!!!)



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時の鐘の若弥様より相互記念でいただきましたっ!!
きゃぁぁぁグレルー!!
私の一番好きなCPです!!

本当こんな素敵なグレルーありがとうございました!!

これからもよろしくおねがいしますね!!