未来


久しぶりに聞いたあの人の声はとても震えていた気がする

地球に来たのは何年ぶりだろうか

彼は私はもう帰ってこないもんだと思っていたらしい

「新八は?」

「…そのうち来る」

「そう」

懐かしい香り

貴方に抱きしめられるなんて思ってなかったから驚いた

ターミナルを出れば綺麗な青い空が広がってる

こんな季節に雨も降ってないのに傘をさしてるのがおかしいのか回りの視線が痛い

ねぇ、銀ちゃん
これからはずっと一緒にいれるかな?

そう心の中で質問する

心の中で質問したから当たり前だが返事などかえってこない

ただ、貴方の香りが優しく、強く抱いてくれてるからずっと一緒にいれる気がした

(ずっと一緒になんて無理なのに)




2009/05/25

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -